» 2010 » 11月のブログ記事

11月28日の読売新聞に『植物誌入門』が書評にのります。

生物多様性が問題視されている今、植物の立場からこれらの問題をとらえているユニークな本です。私たちが何気なく見たり、つんだりしている植物も生物であり、地球環境に多大な影響を与えています。その成り立ちから、生態、たようせい、人間との関わりまで、植物を語り手としてやさしく解説しています。

著者は、長年高校教師、大学の講師をしながら、植物の観察を通して見えてきた植物の本音を探り出しています。子どもと自然学会の顧問もしています。


「ビルケナウからの生還」が訳者と共に紹介されている。

 訳者の小沢君江さんは、パリでフランス人の夫と2人で「いりふね・でふね」という日本語新聞を創刊、現在も「ォヴニー」に名を変え、出版し続けている。パリでは、著名な日本人だ。

 今回翻訳した「ビルケナウからの生還」は、三年間も過酷で想像を絶するようなナチス強制収容所を生き抜いたモシェ・ガリバーズさんが、自身の体験を書き留めた証言を基に、息子のエリさんがまとめあげたもの。

 読んでいても、苦しくなるような実体験だが、現実を直視し、二度とこのような悲惨な体験をする人が出ないように、何世紀にもわたって読み継ぐべきホロコーストの証言と言える。


11月半ばに『電磁波の何が問題か』が出版される。

本書の著者の大久保貞利氏は、「現場100回」を座右の銘としている人で、仕事のかたわら、問題があれば、必ず現場をおとずれ、実態を把握した上で、解決のため、奔走している。

大久保氏は「電磁波市民研究会」の事務局長もしていて、電磁波の被害者とも常に接している。前書『誰でもわかる電磁波問題』の三刷りまでいっているが、最新の情報を踏まえて、今回電磁波問題の総点検をめざし、特に基地局問題は、撤廃のための戦い方も含め、詳しくとりあげている。


『週刊文春』11月11日号、「私の読書日記」の中で、立花隆が「抜群に面白いのは、デヴィッド・レイ・グリフィン『9.11の矛盾』(緑風出版)として、感想を述べている。

「9.11事件にかんしては、事件直後から様々な疑問が噴出していた。本も沢山出ている。そのうちかなりのものが、何らかの陰謀理論に基づくもの。しかし本書は、一切の陰謀理論を排すと宣言。政府の公式の「9.11委員会報告書」を、他の公的機関や公人の報告書、証言と丹念に照らし合わせ、矛盾点をあぶりばす(そのプロセスが実に見事で説得力がある)」としている。

緑風出版では、同じ著者の『9.11事件は謀略か』を二年前に出版しているが、その際にも立花隆氏より、好評をいただいた。グリフィン氏は、これだけの矛盾があるのだから、政府やマスコミは、真相を究明すべきだと訴えている。

両書とも実に読み応えがある。