書誌情報

パックス─新しいパートナーシップの形

ロランス・ド・ペルサン[著]/齊藤笑美子[訳]
四六判上製/192頁/1900円
ISBN4-8461-0405-2 C0036

欧米では、結婚を選ばない異性カップルや結婚を認められない同性カップルが増えて、多様なパートナーシップの形が定着してきている。しかし、その共同 生活の中で、さまざまな問題も起きている。住居、財産、税制などでの不利や障害、別 離後の財産分割、死亡による相続での不利や差別の問題などなど。こうした問題を解決するために、連帯民事契約=パックスとして法制化したフランスの事例に学び、新しいパートナーシップの形を考える。 (2004.8)


■目次
まえがき

序論 Introduction
 いくつかの数字
 誰がパックスを結んでいるのか?
 パックスと結婚
 少しずつ判明する欠陥
 
パックス、その使用法 Le Pacs, mode d'emploi
 誰がパックスにサインできるのか?
  二人の成人した自然人/ 形式上の禁止
 パックスの利点と不便
  婚姻外共同生活の承認/同性愛カップルの承認/結婚と同棲の間で
 パックスの作成
  パックスは契約である/契約を作成する/より詳しい契約にする……しかし詳しすぎず
  パックスのモデル
 パックスの登録
  書記課の役割/親戚関係不存在宣誓証明書のモデル/共同居所に関する宣誓証明書
  書記課の登録簿には誰がアクセスできるか?/書記がパックスの登録を拒んだら?
  外国での登録
 契約を修正する
  一方的な修正は出来ない/共同の届出
 パックスの法的効果
  相互的かつ物質的扶助/義務的共同生活

パックス中の共同生活 La vie quotidienne pendant le Pacs
 住居
  パックスのふたつの長所/賃貸借の非名義人:住居に関する他の権利はない
  単独所有の場合/パートナーが共同所有者の場合/不動産民事会社(SCI)の設立
 財産
  家具(Meubles meublants)/他の動産/トンチ氏方式(Tontine)とは何か?
 相互的かつ物質的扶助
  この扶助はどういう意味か?/どのようにとりかかるか?/経済的連帯/住居の債務
  《日常生活の必要》/他の債務/銀行口座
 社会保障
  もう一人のパートナーの《受給権者》になれる/もし子があったら/カップルの収入
  パックスのその他の帰結
 フランス国籍の取得
 労働
  有給休暇/家庭の事情/公務員だったら/企業主のパートナー
  パックスカップルの税制上の地位 所得に対する課税/連帯富裕税

パックスの終了 La fin du Pacs
 カップルの自発的な別離
  結婚する/別離の合意があるとき/パックス終了の共同届出のモデル
  どちらか一方がパックスの破棄を決めたとき/破棄が不当なとき
 パートナーの一人が後見におかれとき
  後見下にあるそのパートナーとパックスを結んだままでいる/パックスを破棄する
  破棄の決定は共同のときもある
 別離後の財産分割
  パートナーが引き受けなければいけない/動産/賃貸住宅/共有財産 税務署の持分
 死亡
  誰に死亡を届け出るのか?/パックスの終了/相続の届出/死亡による他の効果
 どのように相続を組織するか?
  誰が関係するのか?/相続人の順位/相続人に対してのパートナー/処分任意分
  公証人の役割/相続税
 共有財産の分割
  住居/他の動産
 自分のパートナーを守る
  共有でできること/贈与をする/遺言をする/自筆遺書/自筆遺言のモデル
  公証人が作成する遺言/秘密証書による遺言

用語解説 Glossaire

訳注 Note du traducteur

訳者解説 Commentaire 齊藤笑美子
 はじめに
 「同性カップル」の承認要求の出現
  同性カップルの承認――新しい要求/司法による拒絶
 政治、フランス社会、専門家とパックス
  政治/社会と専門家
 功績と限界
  フランス社会に根付きつつあるパックス/パックスの功績
  影の争点――同性愛親(Homoparentalit)問題
 「日本は遅れている?」
 終わりに

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