書誌情報

私たちが中国でしたこと〔増補改訂版〕─中国帰還者連絡会の人びと

星徹[著]
四六判並製/282頁/2300円
ISBN4-8461-0613-6 C0030

戦後の日本は、自ら犯した侵略戦争の加害事実を十分には明らかにしてこなかった。その加害事実についての総括・反省がほとんどないままに、その事実を否定しようという流れが強まっている。歴史の事実から学ぶ──このことこそがいま、日本にとって一番必要とされていることだ  本書は「旧日本軍が中国で何をどのように行なったのか」を、加害将兵らの証言を通 じてを明らかにする。なぜ多くの日本人青年が数々の蛮行を起こすに至ったのか、後にどのような過程を経てその罪を深く悔いるようになったのか??生々しい、慟哭と悔恨の告白が示す衝撃の事実……。  初版刊行後4年が過ぎ、日本の進路が「いつか来た道」の様相を露わにするなかで、増補改訂版では、本書の証言者たちに現在の思いを取材した。(2006.7)


■目次
 まえがき

第1部 中国へ「帰郷」した日本人戦犯たち

第2部 時代に翻弄されて
 第一章 侵略の流れに抗しきれなかった私
 第二章 私も実的刺突に関わった
 第三章 「肝だめし」の名のもとに
 第四章 虐げられている者同士で

第3部 出世のためか、天皇のためか、憂さ晴らしのためか
 第一章 南京事件と三光作戦──許されざる罪
 第二章 なぜあんな酷いことを……
 第三章 強かんは日常茶飯事だった
 第四章 強かんの事実を坦白して

第4部 憲兵、軍医、そして七三一部隊
 第一章 最後の認罪
 第二章 忘れえぬ七三一部隊の狂気
 第三章 悔恨の生体解剖
 第四章 日本の憲兵はアジアで何をしたか?

第5部 将校の矜持
 第一章 将校の矜持、そして牟高軒烈士のこと
 【関連証言】「白楊樹村」掃蕩に関する他兵士の証言
 第二章 戦争だから仕方なかったか?
 第三章 「将校になりたい」と思ったばかりに
 第四章 あの老婆の眼差しが忘れられない 第Y部 彼らはなぜこのようなことをしたのか?

第6部 彼らはなぜこのようなことをしたのか?

第7部 日本はどこへ向かうのか

 初版・あとがき
 増補改訂版・あとがき

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