書誌情報

世界が見た福島原発災害3―いのち・女たち・連帯

大沼安史[著]
四六判並製/320頁/1800円
ISBN978-4-8461-1203-5 C0036

  3.11から1年……福島原発災害は、政府の「冷温停止状態」という収束宣言がでたが、「見え透いた嘘」と世界の物笑いになっている。静かに拡大し、深刻化する汚染。遺伝的影響は何世代にもわたるのだ。除染も帰還もムリなのに、政府のウソを ほとんどのマスコミがたれ流す。
 「国の責任において子どもたちを避難・疎開させよ! 原発を直ちに止めてください!」―フクシマの女たちが子どもと未来を守るために立ち上がる……。(2012.3)


■内容構成
プロローグ フクシマの鐘

第1章 冷温不停止状態
 師走のハナキン会見/終わっていないけど終わった……
 ブッシュ「イラク任務達成」宣言も顔負け/「見え透いた嘘」とドイツ通信
 会見中継を打ち切ったNHK
 和製英語で「コールド・シャットダウン・コンディション」

第2章 中間報告
 「現場」の問題に落とし込む/裏切られたルモンドの予告/遠い未来へ先送り
 保安院の検査官は逃げ出した/「あまりにアホらしい」

第3章 耐震偽装疑惑
 キセノン、津波前に放出/地震国向け設計でなかったマークT型炉
 ハゲタカがSQ工作/「いまにも吐きそうになった」/ファイアマンの告発

第4章 死の駅伝
 靴ひもとエア・フィルター/被曝地を全力疾走
 「防毒マスクのランナー」世界拡散!/シャラポア選手が漏らした不安
 ワイパー下の一三〇万ベクレル/「放射性廃棄物」に囲まれ、生きる…

第5章 白い巨象
 「死の圏域に生きる」/掻き消された児玉教授の「避難」訴え!
 NHK「避難」発言を使わず/「完璧な無責任で危険きわまりない」
 「除染」は彼らの新しい利権/「最大の浪費事業」/史上最悪の公共事業
 生きているうちには終わらない/「信念」を持ち続ける意味

第6章 東北の鬼に
 「現場からお伝えします……」/臭いものに蓋扱い
 新しい日本が生まれつつある/大江健三郎氏の二枚の写真
 イタリア人女性の言葉/武藤類子さん、かく語りき/つながり合って、英語字幕版

第7章 「卑怯だ!」
 子どもを守る鬼/「数字で人の命を買うんですか?」
 訪米直前、首相の「変節」/「年内収束」を国際公約/「欠陥」を「学んだ」?
 「国連会合」に出たくなかった/潘事務総長の苦言

第8章 座り込んだ女たち
 炎の海の子どもたちのために/「皆さん、もう嘘は要らない!」
 「犠牲になった意味はないんです」/「私たちは決して諦めない」
 脱原発の地球儀/福島市では一万人大集会が/海外メディアが世界拡散

第9章 生ましめんかな!
 「女は世界を変えるぞ!」/カミングアウト/御用納めの抗議
 「支持します!」/「フクシマ」は戦場になった

第10章 オキュパイ霞が関
 ピンク色のOCCUPY!/テント開きは9・11
 米国の「占拠」運動との共通点/「グローバル・デモクラシーのための団結」
 チョムスキー氏の連帯メッセージ

第11章 日独連帯
 今、私は立ち上がる/福島に微笑が戻るように/ぶっ倒れるまで走りたい
 成熟した市民社会/梶村太一郎氏の「ベルリン通信」
 「飯舘の語り部」も座り込み/ドイツ放射線防護協会の訴え
 「そいつは犯罪者だ」

第12章 核の戦場
 「核爆発」とSPEEDI/核汚染対処に戦略的価値/米軍も除染に苦闘
 米海軍が土壌調査/県境を越えていたプルトニウム汚染
 誰が「オバマ原爆謝罪」の芽を摘んだか/真珠湾発ヒロシマ経由フクシマへ

第13章 逆襲
 プルトニウムに次いで原発を/ヨルダン・ベトナム・大飯
 経費はどこから?/米国でヤツコNRC委員長叩き/一転して新型炉を承認
 核のバッタども/東電の元顧問が……

第14章 綻び出した遮蔽
 崩れた「コメ安全神話」/鬼畜に等しい/陰の声、重大ニュースを封印
 吹き荒れるネット攻撃/スパイされたら勝ち!

始まりのためのエピローグ
 産まずに出て行け!/アヴァーズ(声)/福島の女を舐めんなよ
 ゴルバチョフの告白/災害の中の連帯/エリートこそパニックを起こす
 オキュパイ・ユア・ハート!/いのちを、生ましめんかな!・

あとがき

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