書誌情報

終りのない惨劇―チェルノブイリの教訓から

ミシェル・フェルネクス/ソランジュ・フェルネクス/ロザリー・バーテル[著]/竹内雅文[訳]
四六判上製/216頁/2200円
ISBN978-4-8461-1205-9 C0036

 チェルノブイリ原発事故から25年目に福島原発事故が発生した。チェルノブイリ周辺のベラルーシ、ウクライナなどでは、甲状腺ガンや白血病などの各種のガンから循環器系、免疫系、呼吸器系の重篤な疾病、さらには畸形などの遺伝障害が蔓延し、死者は、すでに数十万人に及んでいる。だが、国際原子力機関(IAEA)や世界保健機関(WHO)は、公式の死者数を急性被曝などの数十人しか認めず、被害を訴える現地の医学者などの報告を抹殺し、被害の矮小化に奔走して、原発の推進に手を貸している。
 本書は、IAEAやWHOがどのようにして死者数や健康被害を隠蔽しているのかを明らかにし、被害の実像に迫る。いま同じことがフクシマで始まっている……。(2012.3)


■内容構成
訳者まえがき 竹内雅文
著者紹介
各章の概要

第一部 WHO―IAEA合意、チェルノブイリ、そして福島
ミシェル・フェルネクス 

第二部 チェルノブイリの惨事と健康
ミシェル・フェルネクス 
 序
 IAEAと一体でチェルノブイリに対処したWHO
 一九九五年一一月、チェルノブイリの情報を出そうとするWHOの試み
 一九九六年四月、IAEAの会議
 チェルノブイリの癌
 体内組織に取り込まれた放射性核種による疾病
 問題を消し去る
 ホミェリの研究室の終焉
 催変異と催畸形
 魚類、ツバメ、齧歯目獣の遺伝子異常
 子供の先天性異常
 ベラルーシの学術体制の破壊
 文献

第三部 チェルノブイリ人民法廷より
ロザリー・バーテル/ソランジュ・フェルネクス/ミシェル・フェルネクス 

 第一章 ICRPについて―ロザリー・バーテル
 第二章 チェルノブイリ周辺の畸形―ソランジュ・フェルネクス
 第三章 チェルノブイリに関する公式会議について―ミシェル・フェルネクス
 第四部 バンダジェフスキを巡るインタビュー
  ミシェル・フェルネクス&ソランジュ・フェルネクス 
 第五部 チェルノブイリの惨事は成長を続ける一本の樹
  ミシェル・フェルネクス
  はじめに
  検閲によって潰された情報の例をさらに幾つか
  原爆をモデルにしてチェルノブイリを論じるのは誤り
  低線量被曝が癌の発症に演じる役割
  利害関係の軋轢
  二○○四年、WHOのチェルノブイリ・フォーラム
  否認主義:汚染地域の子供たちの無感動症
  体内に摂取した放射性核種による内部被曝
  小児の糖尿病の増加の無視
  結論
  参考文献

附 録
 資料
  国際原子力機関と世界保健機関との間の合意書
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