書誌情報

チェルノブイリの嘘

アラ・ヤロシンスカヤ[著] 村上茂樹[訳]
四六判上製/552頁/3700円
ISBN978-4-8461-1603-3 C0036

 チェルノブイリ原発事故は、事故の当初から住民達に情報が伝えられず、住民は放射能の中で、メーデーを祝い、大量に被曝した。本書は、事故に疑問を抱いた新聞記者の著者が、被害の実態を隠蔽しようとするソヴィエト体制の妨害にあいながらも、粘り強く独自に取材を続け、真実に迫ったインサイド・レポート。
 決死の事故処理にあたりながら体制から抹殺され、放射線障害で死んでゆく作業員、厖大な住民の健康被害が被曝によると認めず、事故経過を隠蔽する当局、怒り立ち上がる民衆、国会議員となってその先頭に立つ著者――――本書は、ペレストロイカ時代のチェルノブイリ事故からソヴェエト体制の崩壊、腐敗したウクライナ政府との闘いまで、当事者でしか書けないチェルノブイリ・ドキュメント。
(2016.3)


■内容構成
死の街からの報告 ロザリー・バーテル
序 章 チェルノブイリの村で生きる
第1章 ルードニャ= オソシニャ、それは騙された村
第2章 進入禁止! 生命の保障はない
第3章 ジトーミルにおける洗脳教育
第4章 議会での虚しい叫び
第5章 極秘:チェルノブイリ
第6章 罰なき罪
第7章 かばいあい
第8章 クレムリンのなかの権謀術数
第9章 異端の科学者
第10章 地球規模の大惨事
第11章 生命と原子炉を天秤にかける
第12章 赤ん坊は煙草を喫わない
第13章 被災地を再び訪れて
第14章 ぼくはミルクに指を浸すだけさ
第15章 クレムリンの住人の四〇の秘密議事録
第16章 戦いのあとの情景
第17章 ゴルバチョフは言った。「あなたは組織の面子を守っているんだ」
第18章 責任は明らかなのに、裁判は開かれまい
第19章 チェルノブイリ被災者抵抗の記録
第20章 広がる嘘つき症候群
第21章 だれがチェルノブイリで儲けるのか?
終 章 堪忍袋の緒が切れた
資料1 ソヴィエト社会・チェルノブイリ関連略年表(一九五七年〜一九九一年)・
資料2 放射能と放射線と単位について
資料3 放射能の影響と閾値について
訳者あとがき

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