震災後の新たな社会構想を

◉『朝日新聞』2011年6月19 日付 

〝失業問題を需要拡大と経済成長によって解決する〟という発想が限界に達し、他方で長時間労働が慢性化している。むしろ賃金労働を減らしそれをコミュニティーや自然に関わる活動に変えて行くことが重要で、こうした議論の先駆がアンドレ・ゴルツ『労働のメタモルフォーズ』(緑風出版・3360円)だ(…)


【広井良典・千葉大学教授(公共政策)】