勃発する世界の水戦争を分析

◉『中日新聞』2003年4月13日付より

 水をめぐる世界戦争が既に始まっているという。欧米の多国籍企業は、WTO(世界貿易機関)などを利用しつつ国際的な水支配、水戦争を仕掛けている。水の私有化と水道の民営化に象徴される水戦争は、水という共有財産を人々から奪い、農業の破壊・貧困の拡大・地球環境の破壊に加え、地域・民族紛争と戦争を誘発している。勃発する世界の水戦争を分析し、解決の方向を提起。