[プロブレムQ&A]デジタル教科書のリスク[学習・発達・健康への影響]

¥ 2,000 (税別)

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書籍内容

加藤やすこ[著]
A5変並製/176頁/2000円+税
ISBN978-4-8461-2513-4 C0336

デジタル教科書は、基本的には紙の教科書と同じ内容をデジタル化したもので、児童生徒は1人1台の学習用端末で見ることができます。文部科学省によってデジタル教育が始まり、デジタル教科書の導入が推進されています。
しかし、学校現場では小学校の60%、中学校の50%が健康影響を懸念しています。目の疲れや肩、腰の痛みを訴える子供がいます。また、海外の研究報告では、紙の教科書より、読解力など学習能力や成績の低下がみられ、メンタルヘルスへの悪影響も指摘されています。こうしたことからスウェーデンでは、元の紙の教科書に戻しました。
本書は、デジタル教科書の学習・発達・健康への影響を点検し、そのメリット、デメリットを検証し、デジタル教科書のリスクを指摘します。
(2025.12)

■内容構成
Ⅰ デジタル教科書とは?
Q1 デジタル教科書にはどんなメリットとデメリットがありますか?
Q2 デジタル教科書を使うことで、日本でも健康問題が起きていますか?
Q3 デジタル教科書を導入した国では、どんな健康問題が起きましたか?
Q4 デジタル教科書から発生するブルーライトは視力を低下させますか?
Q5 デジタル機器の利用で懸念される近視を防ぐ方法はありますか?

Ⅱ 化学物質過敏症、住まい対策
Q6 学校無線LANの電磁波は子どもの健康に有害な影響がありますか?
Q7 学校Wi‐Fiの電磁波は、国の指針を守っているので安全ですか?
Q8 過敏症の暮らし方はコロナ禍の生活とどこが違うのでしょうか?
Q9 子どもたちの電磁波被曝量は、家庭と学校のどちらが多いですか?
Q10 Wi‐Fiの電磁波は人間以外の生物にも影響を与えますか?
Q11 電磁波過敏症の子どもを守るため対策を取っている国はありますか?

Ⅱ 子どもの発達への影響は?
Q12 デジタル書籍は子どもの発達に悪影響を与えますか?
Q13 デジタル機器利用で子どもの心身にどのような影響が出ますか?
Q14 子どものデジタル機器利用について医師会はどう考えていますか?
Q15 スウェーデンはなぜ紙の教科書に戻したのですか?
Q16 ユネスコが学校での生成AI使用を禁止しているのは本当ですか?

Ⅳ スマホと携帯電話基地局の影響は?
Q17 子どもが幼い頃からスマートフォンを使わせても大丈夫ですか?
Q18 学校周辺の携帯電話基地局の電磁波も子どもに有害ですか?

Ⅴ IT社会と子どものプライバシー保護
Q19 子どもの個人情報を保護するために、どのような規制がありますか?
Q20 デジタル教育では子どもたちのデータも収集されるのでしょうか?
Q21 私たちの個人情報も企業や政府に収集されているのでしょうか?
Q22 AI普及に伴い、バイオコンピューターも開発されていますか?

コラム 学校Wi‐Fiの仕組み

納品について

版種類

印刷製本版, 電子書籍版

著者紹介

著者紹介加藤やすこ(かとう やすこ)
1966年北海道生まれ。環境ジャーナリスト。化学物質過敏症、電磁波過敏症発症後は、これらの環境病をテーマに執筆。訳書にザミール・P・シャリタ博士著『電磁波汚染と健康』、著書に『電磁波による健康被害』、『電磁波過敏症を治すには』、『シックスクール問題と対策』、『危ないオール電化住宅(増補改訂版)』、『ユビキタス社会と電磁波』(いずれも緑風出版)、『電磁波から家族を守る』(企業組合建築ジャーナル)。共著に『新電磁波・化学物質過敏症対策 ─克服するためのアドバイス』(緑風出版)、『本当に怖い電磁波の話 身を守るにはどうする?』(金曜日)など。電磁波過敏症の研究の第一人者、オーレ・ヨハンソン博士(カロリンスカ研究所、スウェーデン)との共著論文も発表。

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