バイオハザード裁判―予研=感染研実験差し止めの法理

¥ 4,800 (税別)

書籍内容

予研=感染研裁判原告の会、予研=感染研裁判弁護団[著]
A5判上製/356頁/4800円+税
ISBN4-8461-0018-9 C0036

遺伝子組み換えによる未知の生物出現やエボラ・ウイルスなどの猛毒病原体など、人類が想定していなかった生物によるバイオハザード=生物災害の危険性が高まっている。特に日本ではバイオハザードを惹起しかねない病原体等を取り扱う国立感染研究所や遺伝子組み換え施設が都会のど真ん中や住宅地に野放しで建設されている。
本書は、住民の反対を押し切って都心の住宅地に強行移転してきた予研=感染研の移転と実験差し止めを求める裁判を通じ、その問題点を明らかにした訴訟の全記録。

■主内容
序論I バイオ時代の人権と予研=感染研裁判
予研=感染研裁判原告の会代表 芝田 進午
予研=感染研裁判弁護団団長  島田 修一
序論Ⅱ なぜ予研=感染研の移転と実験差し止めを要求するか
―訴状
総 論 予研=感染研実験差し止めの法理
―最終弁論

序 章
第一 本訴訟の意義
第二 初の本格的なバイオ裁判

第一章 予研=感染研の実態
第一 日本最大の病原体等実験施設
第二 予研の歴史とその反公共性
第三 移転の強行

第二章 生物災害の危険性
第一 生物災害について
第二 病原体実験施設の危険性
第三 戸山庁舎の危険性

第三章 絶対安全の立証なし
第一 「安全性の科学」に程遠い安全対策
第二 阪神淡路大震災の教訓なし
第三 設計図書等被告提出文書からみても安全性不十分
第四 障害者の権利を侵害
第五 安全対策は不十分

第四章 違法性
第一 違法性の基準

第五章 差止請求
第一 請求の趣旨の変更
第二 被保全権利
第三 差止の必要性
第四 原告適格

終 章
第一 最悪の立地条件
第二 公共の利益
第三 不誠実な応訴態度
第四 原告芝田進午の意見書

付 録
予研=感染研実験差し止め裁判の文書のリスト
予研=感染研裁判ならびにバイオ施設への内外の規制の強化についての年表
予研=感染研裁判の最終弁論を終えて―あとがきに代えて
予研=感染研裁判を支援する会・代表 浦田賢治
感謝の言葉―あとがきに代えて
予研=感染研裁判原告の会・代表 芝田進午

納品について

版種類

印刷製本版, 電子書籍版

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