書籍内容
川名英之[著]
四六判並製/252頁/2000円+税
ISBN4-8461-0021-9 C0036
肺がん、呼吸器疾患、花粉症、地球温暖化の元凶であるディーゼル排ガス。先進国が軽油の値上げやディーゼル車の生産規制に乗り出しているのに、日本は野放しで、ディーゼル車の販売台数はうなぎのぼり。地球温暖化防止の国際条約にも違反する始末。問題点と緊急対策を提起。(2001.1)
■主内容
はしがき
第一章 ディーゼル微粒子と肺がんの増加
死因のトップに躍り出た肺がん
ディーゼル微粒子とは何か
幹線道路沿い肺がんの増加
肺がんとディーゼル微粒子の因果関係
第二章 ぜん息・花粉症とディーゼル微粒子
ディーゼル車の急増と花粉症・ぜん息
ぜん息とディーゼル微粒子の関係
花粉症とディーゼル微粒子の関係究明
生殖機能を損なうディーゼル微粒子
第三章 汚染拡大を放置した行政
ディーゼル車増加を誘導した安い軽油
立ち遅れたディーゼル車公害対策
遅かった硫黄分低減・フィルター装着
深刻なフィリピンのディーゼル車公害
第四章 大気汚染公害訴訟の動向
差し止め請求認めた尼崎訴訟判決
差し止め判決への公害裁判の流れ
「尼崎判決」の国、自治体への影響
公害病補償制度を求める自治体・患者
第五章 東京都のディーゼル公害対策
窒素酸化物からディーゼル車対策へ
開始されたディーゼル車閉め出し作戦
微粒子除去装置・流入規制・低公害車
第六章 転換迫られた自動車公害対策
遂に重い腰を上げた環境庁
審議会報告に見る現時点の技術
軽油中の硫黄分低減と低公害車
参考にすべき米国の微小粒子規制
自動車排出ガス公害をどう防ぐか
参考文献
ディーゼル車公害問題年表
あとがき
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