書籍内容
小西慶太[著]
四六判並製/256頁/1900円+税
ISBN4-8461-0102-9 C0033
「元本保証で高利回りですから抵当証券をご購入下さい」という営業マンの勧誘に、老後資金をつぎ込んだ人々。そこに寝耳に水の山一證券の破綻。途方もない数の被害者の救済に弁護士がたちあがった。流行の危ない抵当証券のカラクリをドキュメント。(2001.3)
■目次
はじめに 山一抵当証券被害弁護団 団長 山口 広
第一章 弁護団結成
被害一一〇番に殺到する電話
山一證券を相手に訴訟提起へ
第二章 被害者たち
解約に高額の手数料がかかると言われた東京のIさん(三六歳)
持病の心臓病が悪化、死んだ方がましと思った大分のTさん(七六歳)
支店長に販売方法の非を認めさせた松山のWさん(五三歳)
第三章 組織犯罪
山一が消えた日
なぜ山一が潰れたのか?
抵当証券というシステム
第四章 法廷戦術
仮差し押さえと役員訴訟
被害者の会の活発な活動
第五章 和解成立
山一破産!
破産管財人との交渉、和解成立へ
資 料
「訴 状」(注:第六次提訴時の訴状)
活動記録年表
レビュー
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