書籍内容
フランス緑の党[著]/真下俊樹[訳]
A5判並製製/304頁/2500円+税
ISBN4-8461-0104-5 C0031
開発と自然破壊、自動車・道路公害と都市環境、原発・エネルギー問題、失業と労働問題など現代の行き詰まった高度資本主義社会は、地球温暖化などの地球的危機と破局への道をひた走っている。この危機を乗り越える新たな政治思想と政策を打ち出し、既成左翼と連立して政権についたフランス緑の党。本書は、同党がフランスのエコロジストの英知を結集して全力で編集した最新の政策集を訳出した注目の書。(2001.5)
■主内容
謝辞 ベルナール・ルフォール
まえがき 世界の三大課題 ルネ・デュモン
序 激動のなかの緑の党 ドミニック・ヴヮネ
第一部 新状況:政権に就いたエコロジー
地方では 市民が地方政治の中心にノール‐パ‐ド‐カレ地域圏の経験
国民議会では 議事堂に新風 政府では緑派が初めて政府に!
緑の党欧州連合 緑の超国家政党に向かって
第二部 町から地球までの永続的発展
持続可能な発展 地球をあなたが譲り受けたままの状態で次世代に!
グローバル化 傲慢と袋小路の狭間に立つ世界の主人=人間
国際関係 世界の混迷を打開するのは連帯
平和 私の安全保障は他人の安全保障
ヨーロッパ ヨーロッパ民主革命のために
地域圏 だれもがインターリージョナル(地域横断)人種になる!
言語 あらゆる言語のルネッサンスのために
国土整備 見捨てられた地域をなくす
都市 都市周辺地域のために市民のエコロジーを
交通 公共交通のルネッサンス
第三部 新しい自由空間を開く
雇用 みんなが働けて、より良く生きられるように、より少なく働く
教育 学校に民主主義を
市民権 自分たちのことに口を挟もう!
女性 平等をめざす女たちの道のり
極右 常に監視の眼を!
移民 近い日に、国境が開放されるために
ゲイとレスビアン ホモ嫌いは人種差別のひとつ
ドラッグ 密売組織を出し抜け!
障害 障害者もひとりの市民
社会運動 政治を行うもうひとつの道
第四部 自然と人間の融和
健康 予防原則から慎重原則へ
科学 研究と倫理を結びつける
エネルギー エネルギー源の多様化と脱原発
生物多様性 自然をまもろう!
狩猟 狩猟は遊びではない
海 海はわれわれの未来となりうるか?
廃棄物 ゴミ焼却からゴミの量の削減へ
農業 共通農業政策(CAP)は今すぐ改革を!
あとがき 二一世紀、ヨーロッパが道を示すとき ダニエルコーン‐ベンディット
訳者あとがき 真下俊樹
索引
レビュー
レビューはまだありません。