書籍内容
ジャン・ジャコブ[著]/鈴木正道[訳]
四六判上製/492頁/3400円+税
ISBN978-4-8461-0509-1 C0010
[原著]Jean JACOB(1999) HISTORIE DE L'ÉCOLOGIE POLITIQUE
いまでこそエコロジーという言葉は流行語のようになっているが、この思想はどのように生まれ、どのように発展してきたのか? 本書は、フランスのエコロジーの思想的流れを通して、自然保護運動から政権の一翼を担うまでになった現代の政治的エコロジー思想までを歴史的に検証している。そのため、様々な人々が織りなすエコロジーの思想と運動の歴史が詳しく解説されている。本当の意味でのエコロジーを知る上で、必要な1冊だ。(2005.6)
■内容構成
序 文
第一部 どの自然を守るのか
第一章 反体制的自然主義
セルジュモスコヴィッシの反体制的自然主義
反体制的自然主義の周辺
反体制的自然主義の後継者たち
第二章 保守主義的自然主義
ロベールエナールの保守主義的自然主義
保守主義的自然主義の周辺
保守主義的自然主義の政治的後継者たち
結 論
第二部 エコロジーから社会主義へ?
第一章 「ローマクラブ」の警告
先駆者たち
「ローマクラブ」の激震
激震とその余波
第二章 「ローマクラブ」の航跡
回帰する悲観主義
エドワードゴールドスミスの保守主義的エコロジー
「ローマクラブ」の進歩主義の航跡
エコロジーと社会主義
結 論
参考文献抜粋
人名注
訳者あとがき
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