書籍内容
フランソワ=グザヴィエ・ヴェルシャヴ[著]/大野英士、高橋武智[訳]
四六判上製/544頁/3200円+税
ISBN4-8461-0211-4 C0031
数十万にのぼるルワンダ虐殺の影にフランスが……。ジスカール・デスタンからミッテラン、シラクの歴代大統領まで続く、フランスの巨大なアフリカ利権とスキャンダルを暴き、欧米を騒然とさせた問題の書、遂に邦訳。(2003.3)
■目次
第1部 想像を絶する事態へと押し流されて
1 砂漠の警告
2 不名誉の領域
3 非人間性への反対
4 アフリカの盟友よ、互いに助けあおう
5 「われわれの鼻先にぶら下がった残虐行為」
第2部 フランサフリックの犯した犯罪の数々
1 バミレケ族の国での虐殺
2 独立心の旺盛すぎたオリンピオ
3 代父フェリックスと後継者アルベール
4 石油=人道主義の臭うビアフラ
5 強情きわまりないボノ博士
6 サンカラ、ウフエと対極の人物
7 ドゥルシには死んでもらわなければならない
8 わが仕立屋は金持ち
9 親モブツ派のごたまぜ
10 より抜きの傭兵軍団
第3部 破滅に瀕するフォカルティスム
1 ひとつのシステムの解体
2 組織網の抵抗
3 傭兵養成所
結 論 脱フォカール化は可能か
付録1 きわめて恵まれない地域の飢餓を阻止し、発展に資するための闘い
へのフランスの貢献に関する法案
付録2 フランス=アフリカ関係の信頼を構築しなおすための諸提案 略称表
訳者解題 大野英士
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