プロブレムＱ＆Ａ─むだで危険な再処理［いまならまだ止められる］

書籍内容

西尾漠［著］
Ａ５判変並製／160頁／1500円＋税
ISBN978-4-8461-0702-4 C0336

青森県六ヶ所村に建設されている使用済み核燃料の「再処理工場」が、本年夏に本稼働されようとしている。高速増殖炉の開発も、プルサーマル計画も頓挫しているのに、核廃棄物が逆に増大し、事故や核拡散の危険性の大きい「再処理」をなぜ強行しようとするのか。世界的にみても危険でコストがかさむ再処理はせず、そのまま廃棄物とする「直接処分」が主流になっているというのに。本書はムダで危険な再処理問題をＱ＆Ａでやさしく解説。（2007.12）

■内容構成
再処理とは？
六ヶ所再処理工場・その１
再処理の危険性
再処理と核拡散
海外の再処理工場
六ヶ所再処理工場・その２
資料
［Ｑの例］
再処理って何をするのですか？
再処理で放射能のごみは増えるのですか？
どんな事故が起こりうるのですか？
再処理から核兵器が生まれるとはどういうことですか？
世界の流れは脱再処理に向かうのでしょうか？
コストはどれくらいかかるのですか？
動き出した再処理工場でも止めることはできますか？