書籍内容
田中伸尚[著]
 四六判並製/347頁/2500円+税
 ISBN4-8461-9717-4 C0036
戦争遺児への慰籍が目的だとする「戦没者追悼平和記念館(仮称)」の建設が始まった。だがアジア諸国に対する戦争責任を曖昧にしたままで良いのか。日本遺族会が国に要望した記念館構想と背景・経緯を探り、その建設の意味を問う。(1997.12)
■内容構成
 プロローグ
1 戦没者遺児への慰籍
 2 軍人恩給をめぐる攻防
 3 軍人恩給の復活
 4 靖国神社と「祭り上げ」の構造
 5 「英霊の顕彰」につながる「遺児記念館」
 6 「遺児記念館」から「戦争メモリアル」へ
 7 靖国神社公式参拝への道
 8 記念館構想の視野狭窄
 9 「遺児記念館」から「平和記念館」へ
 10 記念館「三〇〇万人史観」
 11 日本遺族会の戦争観と宗教的性格
 12 「記念館」建設差し止め訴訟
注
 資料
 あとがき






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