書籍内容
菱木政晴[著]
四六判上製/260頁/2200円+税
ISBN4-8461-9822-7 C0014
宗教とは何か。宗教はいかに支配イデオロギーとなるのか。「国家神道」「靖国」の問題や、仏教の戦争責任を問うことを通じて、脅しと癒しの支配イデオロギーとしての宗教を克服し、「批判原理としての浄土」を根拠に解放の宗教を目指す。(1998.12)
■内容構成
第Ⅰ部 宗教とはなにか
宗教とはなにか―解放の宗教と支配イデオロギーとしての宗教
第Ⅱ部 宗教はいかに支配イデオロギーとなるか
「靖国」という問題
国家神道の宗教学的考察
遺族の声とどく―公式参拝違憲―京都・大阪靖国神社公式参拝違憲訴訟と戦没者遺族
一九九〇年即位の礼・大嘗祭とは何であったか
日本仏教による植民地布教―東西本願寺教団の場合
日本仏教の戦争責任
第Ⅲ部 解放の宗教に向けて―真宗の場合
解放の真宗の前提
解放の真宗の基盤
解放の真宗の実践
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