[近日刊行]ボッタクリンピック―パリオリンピック2024 の裏で

¥ 2,000 (税別)

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書籍内容

竹原あき子[著]
四六判上製/132頁/2000円+税
ISBN978-4-8461-2504-2 C0036

1984年のロサンゼルス・オリンピックは、「商業五輪」の原点だ。協賛企業に五輪マークの仕様を認め放映権料を獲得する。スポーツの祭典、平和の祭典が、まるで商業主義の祭典になった。
そしてボッタクリ男爵と揶揄されたバッハIOC会長最後のパリオリンピック2024では、パリ中心部のセーヌ川周囲10㎞を封鎖し開会式。観客席は高額、コーラも高額。選手は汚染されたセーヌを泳がされ、エッフェル塔の回りを何度も走らされ、パリジャンはバカンスに……。商業主義と愛国主義に彩られた「商業五輪」の裏側をルポ。(2024年5月)

■内容構成

はじめに
1 グレーゾーンのパリ市民
2 パリ砂漠の悲惨なレストラン
3 失敗したイメージ戦略
4 オリンピック汚職のビジネス化?
5 イメージ浄化に失敗したIOC
6 ボッタクリに市民は知恵をしぼる
7 大歓迎された中国
8 開催費用はスリムだったが
9 トヨタ契約打ち切り。中国が救うかオリンピック
10 平和の祭典が戦下の祭典に。異常な警戒体制
11 サンルイ島住民の悪夢、籠の鳥
12 開会式の特別席
13 逃げ出した住民と悪夢の通行許可証
14 収容された難民
15 鳥カゴのような柵にしがみついて
16 ジャンボスクリーンは首がまわる。なぜ右岸に
17 無料でミニ・オリンピック。市民参加のテラス
18 批判にさらされたパリオリンピック
19 後はどうなる、オリンピック村
終わりに

 

納品について

版種類

印刷製本版, 電子書籍版

著者紹介

[著者略歴]
竹原あき子(たけはら あきこ)
1940年静岡県浜松市笠井町生まれ。工業デザイナー。1964年千葉大学工学部工業意匠学科卒業。1964年キャノンカメラ株式会社デザイン課勤務。1968年フランス政府給費留学生として渡仏。1968年フランス、École nationale supérieure des Arts Décoratifs。1969年パリ、Thecnes デザイン事務所勤務。1970年フランス、パリInstitut d’Environnement。1972年フランス、École Pratique des Hautes Études。1973年武蔵野美術大学基礎デザイン学科でデザイン論を担当。1975年から2010年度まで和光大学・芸術学科でプロダクトデザイン、デザイン史、現代デザインの潮流、エコデザイン、衣裳論を担当。現在:和光大学名誉教授、元:長岡造形大学、愛知芸術大学、非常勤講師。
著作;『立ち止まってデザイン』(鹿島出版会、1986年)、『ハイテク時代のデザイン』(鹿島出版会、1989年)、『環境先進企業』(日本経済新聞社、1991年)、『魅せられてプラスチック』(光人社、1994年)、『ソニア・ドローネ』(彩樹社、1995年)、『パリの職人』(光人社、2001年)、『眼を磨け』(平凡社、監修2002年)、『縞のミステリー』(光人社、2011年)、『そうだ旅にでよう』(2011年)、『原発大国とモナリザ』(緑風出版、2013年)、『街かどで見つけた、デザイン・シンキング』(日経BP社、2015年)、『パリ、サンルイ島─石の夢』(合同出版、2015年)、『パリ:エコと減災の街』(緑風出版、2016年)、『袖が語れば』(緑風出版、2019年)、『竹下通り物語』(2020年)『パリから見た被災の世紀』(緑風出版、2024年)、『谷崎『陰翳礼讃』のデザイン』(緑風出版、2024年)
翻訳:『シミュラークルとシミュレーション』(ジャン・ボードリヤール著、法政大学出版局、1984年)、『宿命の戦略』(ジャン・ボードリヤール著、法政大学出版局、1990年)、『louisiana manifesto』(ジャン・ヌーヴェル著、JeanNouvel、Louisiana Museum of Modern Art、2008年)共著:『現代デザイン事典』(環境、エコマテリアル担当、平凡社、1993年〜2010年)、『日本デザイン史』(美術出版社、2004年)

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