書籍内容
内海愛子、高橋哲哉[責任編集]/VAWW-NET Japan[編]
四六判上製/335頁/2800円+税
ISBN4-8461-0006-5 C0030
強かんや強制売春はれっきとした戦争犯罪である。過去の戦犯裁判は、「慰安婦」制度をどのように位置づけ、戦時下での女性への性暴力をどう裁いたのだろうか。本書では、過去の戦犯裁判だけでなく、現在の各国における紛争時の人権侵害をも明らかにし、ジェンダーの視点から問い直す。(2000.5)
■主内容
第Ⅰ部 戦犯裁判の原点
第1章 「人道に対する罪」の成立
第2章 戦時性暴力とニュルンベルグ国際軍事裁判
第3章 戦時性暴力と東京裁判
第Ⅱ部 戦犯裁判の展開
第4章 BC級裁判──イギリス裁判は何を裁いたか
第5章 中華人民共和国の戦犯裁判
第6章 イスラエルのアイヒマン裁判──イスラエル現代史における意味
第7章 フランスの戦犯裁判──第二大戦と「人道に対する罪」
第8章 ベトナム戦争とラッセル法廷
第Ⅲ部 裁かれる現代の人権侵害
第9章 旧ユーゴスラビア紛争──女性への暴力と国際刑事法廷
第10章 南アフリカ──真実和解委員会と女性たち
第11章 ラテンアメリカ──人権侵害と加害責任
第12章 国際刑事裁判所──二〇世紀の人類がたどりついたもの
第13章 裁くこと、判断することだっしゅ二〇〇〇年女性国際戦犯法廷によせて
巻末資料
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