書籍内容
大久保貞利[編]
四六判並製/240頁/1900円+税
ISBN4-8461-0218-1 C0054
政府や電力会社などがいくら安全と言っても、携帯電話や電子レンジなどの高周波、送電線やパソコン、電磁調理器などの家庭電器製品からの極低周波による、発がんや脳腫瘍など電磁波の危険性が社会問題化している。本書は、電磁波問題のABCから携帯タワー・高圧送電線反対の各地の住民運動、脳腫瘍から電磁波過敏症まで、やさしく解説する。(2002.11)
■目次
はじめに
第1部 イントロダクション
第1章 電磁波問題への入口
第2部 高周波問題
第2章 中止された巨大携帯鉄塔建設計画
――福井市北四ツ居の住民たちの取り組み――
第3章 電磁波シャワーはまっぴらごめん!
――熊本市御領・沼山津から「中継塔問題を考える九州ネットワーク」設立へ――
第4章 まとめ 高周波問題とは何か
第3部 極低周波問題
第5章 山陰の古戦城跡に五〇万ボルト超高圧送電線
――電力会社の横暴と闘った山口・阿東町嘉年の取り組み――
第6章 広島ルーテル教会の地下に大型変電所
――信徒と近隣住民の取り組み――
第7章 極低周波問題とは何か
第4部 電磁波過敏症
第8章 電磁波過敏症に罹って ――突然の発症に耐えながら――
第9章 ケータイ・PHSと過敏症 ――自宅近くのPHS基地局を撤去させるまで――
第10章 電磁波過敏症とは何か
第5部 暮らしの中の電磁波問題
第11章 身の周りの電磁波(電気製品他)
――知っていると知らないとでは大違い――
第12章 これならわかる電磁波Q&A
第6部 資料
WHOファクトシートN
厚生労働省および総務省との応答
ビュルガーヴェレの紹介
ドイツ連邦放射線防護局のウェブサイト
別府市春木町の中継基地局建設反対の訴訟での小学校六年生の見解
総務省「生体電磁環境研究推進委員会」の中間報告批判
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