書籍内容
藤原邦達[著]
四六判上製/312頁/2200円+税
ISBN4-8461-0317-X C0036
2003年、食品安全基本法と改正食品衛生法が成立した。狂牛病やO-157などの食中毒、PCB、農薬汚染・ダイオキシン汚染や環境ホルモン、遺伝子組み換え食品等から食の安全を守るのが目的だ。だが、はたして、このような新たに発足したリスクアナリシスの体制で、根深い消費者の食不信、食不安、食不満を解消できるのか? 食品安全基本法案の国会参考人を務めた著者による、食の安全の現状を鋭く分析し、近未来を予測した警鐘の書! (2004.1)
■内容構成
まえがき
第一部 食品安全基本法の成立時点での我が国の食品の安全をめぐる状況
一 我が国の食品の安全をめぐる経緯について
二 食品安全基本法に関する国会での参考人陳述
三 食品安全基本法、改正食品衛生法と食品安全委員会についての政府側の説明
四 改正食品衛生法の問題点について
五 食品安全基本法の問題点について
六 各国のリスクアナリシス方式の比較
七 〇三年時点での我が国の食品安全行政の状況
第二部 〇三年以降に見られた我が国の食品の安全をめぐる状況
一 〇三年以降の食品安全委員会の実績
二 食品安全委員会の運営に関して浮上してきた諸問題
三 リスクの評価と管理部門で見られた混乱について
四 二〇〇X年時点での市民、消費者団体の統一行動
五 二〇〇X年時点での全国市民食品安全委員会の状況
六 二〇〇X年時点での我が国の食品安全行政の実情
七 二〇〇X年における国民、消費者側の対応について
八 結び 全国市民食品安全委員会連合会の結成
注
あとがき
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