書籍内容
岩尾徹[著]
四六判並製/228頁/1700円+税
ISBN4-8461-0406-0 C0036
日本はかつてない高齢社会に入っている。老いを迎えたとき、あなたはその老いとどのように向き合ったらよいのか? 寿命が延び、家族も国もあてにならない中で、長い老いの時をどのように過ごせばよいのか? 本書は、永年、老人問題に携わってきた著者が、10年以上にわたって、2つの老人コミニュティをルポし、そこで暮らす老人たちのありのままの人間模様を描いたドキュメントである。老いを考えるための、様々な示唆を提供している。(2004.04)
■目次
序章
楽隠居できない世の中で
老人コミュニティを訪ねて
一 東京団地暮色
喧騒のなかの異界
負け残りの老後
後家さんたちの選択
リタイアメント日和
子ども孝行
お茶飲みネットワーク
長続きしない平穏 それぞれの再出発
しがない客分に
消えゆく二DK
二 新天地ラプソディ
ミニ別荘のある村
自然を求めて
わけあり組事情
極楽浄土は泥んこ道
仮の住まいか終の住処か
よそ者エレジー
せめて仲間の交遊を
ちょっといい話
深まる老い
朽ちかけたミニ別荘
三 老い路遥かなり
頭が痛い私たち
昔はよかったというが
老いのモラトリアム
捨てたものでない世界
自分で始末をつける
もう一花咲かせる
迷うのもやむなし
あとがき
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