書籍内容
ジョン・カバナ、ジェリー・マンダー[編著]/翻訳グループ「虹」[訳]
四六判上製/560頁/3400円+税
ISBN4-8461-0616-0 C0036
世界貿易機関(WTO)、国際通貨基金(IMF)、世界銀行などが中心に推進している経済のグローバル化は、世界を急速に蝕んでいる。本書は、経済のグローバル化がもたらす影響を、文化、社会、政治、環境というあらゆる面から分析し批判することを目的に創設された国際グローバル化フォーラム(IFG)による、反グローバル化論の集大成である。「グローバル化を求めないのなら、何をめざすのか」という問いに、あらゆる側面からこたえることを通じて、ポストグローバル社会を構想する。仏・独・西・中など8カ国語で翻訳出版されている本書は、グローバリゼーションを考えるための必読書!(2006.11)
■目次
解題
第二版の序文
現在進行形のドキュメント
謝辞
序章 転機(ターニングポイント)
第一部 危機にある体制
第1章 世界観の衝突
第2章 企業支配の構図
第3章 聖ならざる三位一体:世界銀行・国際通貨基金・世界貿易機関
第二部 オルタナティブの実践
第4章 持続可能な社会のための一〇原則
第5章 コモンズをとりもどす:グローバル化してはならないもの
第6章 サブシディアリティ:権力をグローバルから取り返す
第7章 基本の仕組み(オペレーティングシステム)?
第8章 基本の仕組み(オペレーティングシステム)?
第三部 グローバル・ガバナンス――意思決定のあり方
第9章 企業の構造と権力
第10章 ブレトンウッズ体制からオルタナティブへ
第11章 グローバルからローカルへ:ひとりでもできること
参考文献
日本語版あとがき
索引
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