戦争の家〔下〕─ペンタゴン

¥ 3,500 (税別)

書籍内容

ジェームズ・キャロル[著]/大沼安史[訳]
四六判上製/688頁/3500円+税
ISBN978-4-8461-0915-8 C0031

「戦争の家」=ペンタゴン(国防総省)は、東西冷戦の頂点「ベルリンの壁」「キューバ危機」の勃発で、核攻撃を大統領に迫り、世界は破局の瀬戸際に立つ。今やモンスターと化した「アメリカ帝国」の司令部、ペンタゴンは、大統領さえ翻弄する……。
本書〔下巻〕では、ケネディ時代の「ベルリン」「キューバ」危機以降、ベトナム戦争を経て、ブッシュのイラク戦争に至る、米国及び世界の戦争と破局の危機の現代史を追い、「戦争の家」の知られざる歴史の内幕と世界支配を狙う「アメリカ帝国」化の道を照らし出す一方、核戦争の危機を回避し、平和の扉を開こうとする人びとの闘いの歴史を浮き彫りにする。 (2009.12)

■目次
第五章 転換点【続き】
6 新しい情報機関
7 マクナマラとルメイ
8 発作的全面攻撃
9 ケイセンのメモ
10 崖っぷちに立つ
11 アメリカン大学で
12 ケネデイを愛する理由

第六章 悪魔祓い
1 破滅の現場で
2 不条理のルメイ
3  心の過ち
4 白い巨鯨
5 マクナマラ、最後の闘い
6 軍縮から軍備管理へ
7 ベリガン兄弟
8 ABMへ ニッツの復帰
9 ニクソンとレアード
10 ノックアウト・パンチ
11 「家」を爆破?
12 静かな幕切れ

第七章 流れに抗して
1 核の神父たち
2 狂人の理論
3 シュレジンジャー・ドクトリン
4 ラムズフェルドとチェイニーの登場
5 ジミー・カーターの疑問
6 凍っった微笑
7 民衆の声が聞こえる
8 恐れるなかれ
9 勝った、サインしろ
10 凍結
11 核の廃絶者
12 聖域
13 ゴルバチョフの登場
14 フォレスタルへの答え

第八章 終わりなき戦争
1 剣を鋤に変える
2 スティムソンに還る
3 「ジャストコーズ作戦」
4 愚か者のゲーム
5 新世界秩序
6 中国の言葉
7 ゴールドウォーター・ニコルズ法
8 移民の子
9 クリントンの名誉
10 軍隊の同性愛者
11 トルーマンとの違い
12 核体勢の見直し
13 バルカン戦争
14 核の使徒列伝
15 二〇〇一年九月十一日

エピローグ
1 国民の記憶
2 戦争の常態化
3 録画再生
4 国家安全保障?
5 復讐
6 私には夢がある

訳者 下巻あとがき

納品について

版種類

印刷製本版, 電子書籍版

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