ダムとの闘い―思川開発事業反対運動の記録

¥ 2,400 (税別)

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書籍内容

藤原信[編著]
四六判上製/264頁/2400円+税
ISBN978-4-8461-1208-0 C0036

いま再び凍結中のダム事業が復活している。土建業者だけが儲かる、何の意味もないばかりか、自然を破壊し、地元住民を苦しめ、仲違いさせるだけのダム事業。そのなかでも、極めつきのダム事業が、栃木県の思川開発事業である。
1964年のオリンピックの年、東京の水不足解消策のひとつとして構想された思川開発。小川のような川を堰き止め、ダムを建設、足りないダム用水を複数の遠い河川から水を導水するという計画。東京の水不足が解消されても、国はなんだかんだと意味のない理由を付けて計画を推進する。それを擁護する自治体。住民が住民監査請求をしても門前払いし、裁判に訴えても行政を弁護する裁判所。そしてまだ本体工事にはいれないまま事業を続ける。日本の行政と司法の腐敗が、税金を垂れ流し、国民と国土を荒廃させる……(2012.5)

■内容構成
1章 南摩ダム 思川開発事業という名のムダなダム
第一節 思川開発計画(南摩ダム)の経緯
第二節 工事計画とその後の変更
第三節 思川開発事業の行方

2章 ダムとのたたかい
第一節 思川開発事業を考える流域の会
第二節 大谷川取水に大きな疑問
第三節 思川開発事業の再検証
第四節 福田知事、東大芦川ダムの中止を決断
第五節 思川開発事業(南摩ダム)反対運動は続く
第六節 国土交通省の有識者会議

3章 思川開発事業の訴訟
第一節 首都圏のダム問題を考える市民と議員の会
第二節 思川開発事業(南摩ダム)の住民監査請求
第三節 思川開発事業(南摩ダム)の住民訴訟

4章 室瀬協議会のたたかいと挫折

5章 思川開発事業訴訟の原告として

6章 宇都宮裁判所における訴訟

補章 裁判と裁判官

おわりに

納品について

版種類

印刷製本版, 電子書籍版

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