電磁波汚染と健康【増補改訂版】

¥ 2,800 (税別)

書籍内容

ザミール・P・シャリタ[著]
四六判上製/396頁/2800円+税
ISBN978-4-8461-1409-1 C0054

携帯電話やパソコン、電子レンジなどの家庭電気機器、送電線やテレビ・携帯電話の電波塔など、挙げると切りがないくらい、現代人は電磁波汚染のなかで暮らしているといって過言ではない。電磁波汚染は、ガンだけでなく、様々な病気や電磁波過敏症という新たな病気も生み出している。
本書は、体を蝕む電磁波汚染をひとつひとつ取り上げ、そのメカニズムを解説するとともに、環境汚染のなかで暮らしていくためのアドバイスを、食事療法からサプリメントの摂取まで、具体的に提案する。
増補改訂版では、健康影響に関する最新の研究データと分析を加え、改訂した。
(2014.6)

■内容構成
第一部 人体を蝕む化学的・物理的汚染物質
第一章 環境汚染物質が病気を増やす?
第二章 身近にある環境汚染物質
化学物質による深刻な環境汚染/天然の汚染物質と人工的汚染物質
オゾンは敵か味方か/人間が作った化学的汚染物質/室内の空気汚染物質
喫煙のリスク/汚染物質が結合すると/物理的な汚染物質/宇宙線の影響
直流と交流の違い/細胞を傷つける電磁場/電磁場と人類の歴史
電磁波の力と周波数の関係/人体から発生する電気/イオンポンプのしくみ
生体組織にある電気質/体を流れる電流を測定する
生体がエネルギーを吸収する要素/静電場とは/送電線と電力設備の影響
巨大な変圧器の危険性/私たちが曝されている電磁場
超低周波と超長波の周波数と強度/電磁波の一般的な被爆基準
電力線が人体に誘導する電流/家の中の電磁場も危険?
電磁場は木の成長率を変える/自動車の中の電磁場
化学的汚染と物理的汚染が結合すると/危険なフリーラジカル
一酸化窒素の功罪
第三章 弱い電磁波から受ける深刻なダメージ
電磁場は生体システムを傷つける/電磁波被爆量とその影響
被曝でメラトニンの分泌が変わる/電磁場は胚発生を傷つける?
動物の培養細胞への被曝影響/骨細胞を増やす短期被曝
電磁波で染色体が傷つき、ガンになる?/周波数とガンの関係
送電線の近くに住むのは危険か/職業被爆の危険性/生殖器官への影響
ペースメーカー使用者のリスク
第四章 パソコン操作は体に悪い?
電磁場以外の健康影響/パソコンのモニターから出ている放射線
現在のスクリーンも危険なX線を照射する?
スクリーンから発生するX腺以外の放射線/液晶ディスプレイから出る電磁波
モニターの電磁放射線は安全か/妊婦がパソコンを操作するのは危険?
安全なモニターの生産/スクリーンの解像度はどれも同じ?
シックビルディング症候群(SBS)と電磁場
第五章 電磁波、コンピューター、ストレスの複合影響
脳と神経系へのダメージ/ストレスだらけのコンピューター作業
環境ストレスによるダメージ/コンピューターストレスを和らげる方法
ストレスを癒す薬とハーブ/つらくて継続するストレスを癒すハーブ
第六章 増加する「電磁波過敏症」
電磁波過敏症という病気/典型的な電磁波過敏症(EHS)の症状
EHSを起こす要因/私たちは電磁場の海で暮らしている
EHSの兆候はいつ現われるのか/EHSは環境から生まれた病気?
EHSの治療方法/低放射性スクリーンの有効性
第七章 携帯電話は安全か
携帯電話のしくみ/携帯電話は電子レンジと似ている?
携帯電話が心配な理由/一般の人の不安/ドライブ中の不安
現在のデジタル電話/現在の安全基準/携帯電話のダメージを避けるには
SAR値一・六ワット/㎏の基準値は安全か?/携帯電話で脳腫瘍が増加する
脳腫瘍をめぐる裁判/天然蛋白質を守るストレス蛋白質シャペロン
子どもは大人よりエネルギーを吸収しやすい?
電磁放射線が脳の電気的活性を変える
マイクロ波エネルギーはDNAを傷つけ、ガンの原因に?
携帯電話中継基地局は危険か?
第八章 レーダー被爆と健康被害
危険なポリスレーダー/ポリスレーダーから発生する放射線量
マイクロ波の被曝量制限基準/ポリスレーダーのオペレーターが被爆する放射線
マイクロ波がダメージを与えるしくみ/レーダー被曝を減らすためのアドバイス
海上でのレーダー被曝/レーダー被曝と砲兵の鉛中毒
航空管制官も放射線を浴びている?
第九章 ラジオやテレビ送信機の危険性
テレビ塔周辺は発ガン率と死亡率が高い?/ハワイで起きた放射線問題
イスラエルでのテレビとラジオの放射線調査
一般被曝に関するIRPAガイドライン
ハイファのパーノルド政府局近くで観察された放射線
アマチュア無線愛好家はラジオ周波数に被曝している?
心臓ペースメーカーと無線周波数/身近な低周波電磁場の測定
無線周波数電力密度の取り決め
第二部 汚染環境で暮らすためのアドバイス
第一〇章 電磁波と化学物質を避けるには
化学的・物理的汚染物質の危険性/電磁場発生源へ近づくな
化学的汚染物質を避ける方法
不要な薬品摂取を止め、インターネットでの購入を避けよう
第一一章 汚染物質を克服する食事療法健康を支える消化器官
現代的な生活が引き起こす消化器トラブル/抗酸化物質とサプリメントの摂取量
健康状態を改善する食事療法/個人的な好みのためのヒント
サプリメントの摂取量は人によって違う?/薬とサプリメントの関係
第一二章 明らかになる健康影響~最近の研究結果とイスラエルでの動き~
フリーラジカルの発生とDNA修復システム/電磁波過敏症(EHS)
RFR被曝によるガンや住宅地での体調不良が集団発生
イスラエル、ウスフィのガン集団発生
最近のイスラエルでのEHS問題
「慎重なる回避」の重要性 電磁波環境研究所 荻野晃也
深刻な電磁波汚染と健康影響 でむら小児クリニック院長 出村 守
解題 汚染された環境で生き抜くために 訳者 加藤やすこ
参考文献

納品について

版種類

印刷製本版, 電子書籍版

レビュー

レビューはまだありません。

“電磁波汚染と健康【増補改訂版】” の口コミを投稿します