プロブレムQ&A─パートナーシップ・生活と制度【増補改訂版】[結婚、事実婚、同性婚]

¥ 1,800 (税別)

商品コード: 1608-8 カテゴリー: , , ,

書籍内容

杉浦郁子・野宮亜紀・大江千束[編著]
A5判変並製/256頁/1800円+税
ISBN978-4-8461-1608-8 C0336

カップルのパートナーシップの形は、法律婚だけでなく、結婚を選ばない事実婚や、結婚を選べない同性間パートナーシップなど、近年、多様化している。だが、社会の理解や法的保護が不充分なため、そうしたカップルの権利を守ることができず、さまざまな問題が発生している。
本書は、実際の生活における問題点を取り上げ、その対応策を提案し、パートナーシップをめぐる世界的な動きを紹介しながら、新たなパートナーシップ制度を考える。
増補改訂版では、アメリカで同性婚が認められるなど、最近の世界各国における同性婚承認の動きや、日本国内では渋谷区や世田谷区での「同性パートナーシップ証明」の制定など社会的理解の進展を踏まえ、全面的に内容を改め増補した。(2016.9)

■目次
Ⅰ パートナーシップとは
Q1 パートナーシップとは何ですか?
この本で言うパートナーシップとは、どういうことをいうのですか? 実際にパートナーシップを組んでいる人はどんな人たちなのですか?
Q2 なぜパートナーシップについての制度が問題なのですか?
パートナーシップを築くことは、二人の間の気持ちの問題ではないのでしょうか。なぜ、法律や制度が問題になるのか、よくわかりません。
Q3 結婚をすることにはどんな利点があるのでしょうか?
結婚をするといろいろな利点があるようですが、法律で定められていること、いないことなど、具体的に教えてください。また、不利益はないのでしょうか。
Q4 国によって結婚制度にも違いがありますか?
世界では、同性婚や夫婦別姓、一夫多妻制などが認められている国があると聞きます。日本の結婚制度との違いを教えてください。
Q5 日本における結婚の歴史について教えてください。
結婚制度は昔からあったものなのですか。日本ではいつごろから今のような形が決まったのですか。日本における結婚の歴史を教えてください。
Q6 結婚する人は減っているのでしょうか? 実態について教えてください。
最近、独身の人が多いように思うのですが、全体的に結婚する人は減っているのでしょうか? それとも、結婚する年齢が遅くなっているだけでしょうか?
Q7 結婚制度にはどんな問題があるのですか?
結婚に関する日本の法律には、いろいろと不都合な点があると聞きました。具体的には、どのような問題があるのでしょうか?
Q8 事実婚とは何ですか?
事実婚という言葉を耳にしますが、役所に届出をしていないのだから、ただの同棲ではないのですか。内縁とはどう違いますか。
Q9 事実婚の法的な扱いについて教えてください。
事実婚は法律婚や同棲とは違う意味で使われているのはわかりましたが、法的には法律婚とどういう違いがあるのですか? 具体的に教えてください。
Q10 どういった人が事実婚を選択しているのでしょうか?
私のまわりに事実婚をしている人はいませんが、どういう人たちが事実婚を選択しているのですか。事実婚を選択するのには、何か理由があるのですか。
Q11 国によって事実婚の法的な扱いに違いはありますか?
日本の事実婚カップルの法的保護と海外での法的保護とでは違いがあるのでしょうか? 海外の方が法的保護が進んでいるように感じますがどうですか?
Q12 事実婚をしていて実際に困ることはありますか?
事実婚をしようかと迷っているのですが、事実婚をして困ることは具体的にどんなことなのですか? 法律婚をしないと不利益が多いのでしょうか?
Q13 同性のカップルでもパートナーシップは成立するのですか?
私のまわりには同性愛者がいないので、同性愛者のカップルの現状がよくわかりません。異性愛者のカップルのようにパートナーシップは成立するのですか?
Q14 日本では同性のカップルは結婚できますか?
日本では結婚は異性同士しかできないと思うのですが、それはどんな法律で定められているのですか? 近い将来結婚できるようになる可能性はありますか?
Q15 同性のカップルはどんな問題に直面しているのですか?
同性のカップルと事実婚カップルは、どちらも法律婚をしていないという点で同じように思いますが、実際に困ることは同じではないのですか?
Q16 災害時に同性カップルが直面する問題にはどんなことがありますか?
東日本大震災で、性的マイノリティの人々が緊急サービスを利用しにくかったと聞きました。なかでも同性カップルが直面した問題について教えてください。
Q17 性同一性障害についての法律は同性婚を認めたものではないのですか?
性同一性障害をもつ人が、戸籍の性別を変更できるようになったと聞きました。これで同性でも結婚ができるようになったのではないでしょうか?
Q18 海外で同性の結婚を認めている国はありますか?
日本では同性婚は認められていませんが海外の状況はどのようになっているのでしょうか? 国際的には同性婚を認める方向へ動いているのでしょうか?
Q19 全米で同性婚が認められるようになったプロセスは?
州ごとで、同性婚の扱いが違ったそうですが、全米で同性婚が認められるまでに時間がかかったのはなぜですか。成立までの経緯をふくめて教えてください。

Ⅴ パートナーシップ制度
Q20 結婚以外のパートナーシップ登録制度とはどのようなものですか?
カップルの関係を保障する制度といえば結婚だと思うのですが、結婚以外の制度もあるのですか? 具体的に教えてください。
Q21 フランスのパートナーシップ制度について詳しく教えてください。
フランスには異性のカップルも同性のカップルも登録できるパックスという契約があるそうですが、どんな内容の契約なのですか? 教えてください。
Q22 スウェーデンのパートナーシップ制度について詳しく教えてください。
スウェーデンにはカップルに認められる法的保障の形がいくつかあると聞きました。それぞれの内容と、違いなどを詳しく教えてください。
Q23 ドイツのパートナーシップ制度について教えてください。
ドイツでは90年代前半まで、ソドミー法があり、同性間の性行為を禁じていたと聞きました。現在でも同性カップルは社会的に認められていないのでしょうか?
Q24 イギリスのパートナーシップ登録制度について教えてください。
イギリスでは同性愛行為を犯罪とみなしていた時代があったそうですが、今も犯罪ですか? 同性同士のパートナーシップ制度もないのでしょうか?
Q25 外国の同性間パートナーシップ制度を日本人が利用できますか?
同性婚や同性を対象としたパートナーシップ制度がある国の人と日本人が、その制度を利用することができますか? 日本に制度がなくても可能なのですか?
Q26 渋谷区や世田谷区の「同性パートナーシップ証明」について教えてください。
渋谷区と世田谷区が二〇一五年から始めた「同性パートナーシップ証明」とはどのようなものですか。どのような効力があるのでしょうか。
Q27 日本の同性カップルはどのような制度を望んでいますか?
日本では、同性同士の生活、パートナーとの関係を守るために、どんな制度が望まれているのでしょうか? 当事者のニーズは調査されているのでしょうか?
Q28 制度ができたら同性カップルは利用するのでしょうか?
パートナーシップ登録制度や、同性婚の法制化を望む声があることはわかりましたが、そういう制度ができたら、本当に当事者は利用するのですか?

Ⅵ 生活や権利を守るために
Q29 結婚していないカップルが緊急時にパートナーとしての権利を守る方法は?
結婚していないカップルは「もしものとき」のためにどんな備えができるのでしょうか? 事前にしておいたほうがよいことはありますか?
Q30 遺言を作ることにはどのようなメリットがありますか?
遺言という言葉をよく耳にしますが、どういう時に作成するものなのですか? 簡単に作成できますか? 遺言を作成するメリットは何があるのですか?
Q31 同性カップルは公正証書をどのように利用しているのですか?
同性カップルは公正証書をどのように利用しているのでしょうか。公正証書はカップルの生活をどれくらい保障するのでしょうか。
Q32 事実婚カップルが公正証書をつくるにはどうしたらいいですか?
事実婚カップルは公正証書をどのように作成し、利用しているのでしょうか。公正証書を作ることに、メリットはあるのでしょうか。
Q33 同性カップルが養子縁組制度を利用する際のメリット・デメリットは?
大人同士で養子縁組をすることができるそうですが、同性カップルが法的な家族となるためにこの制度を利用することができますか?
Q34 事実婚や同性のパートナーが入院した場合どう対応したらよいでしょうか?
パートナーが不慮の事故にあったとき、法律上の親族でない私に連絡が来るのか、容態の説明を受けることができるのかと心配しています。
Q35 事実婚や同性のパートナーでも生命保険の受取人になれるのですか?
自分が死んだとき同性パートナーに保険金を残したいと思っています。生命保険の受取人は法的な親族しか指定できないのでしょうか?

Ⅶ 子どもとの関係
Q36 事実婚のカップルが子どもを育てる上で困ることはありますか?
事実婚カップルに子どもが生まれた場合はどうなるのですか。婚外子差別があると聞いたことがありますが、現状はどうなのでしょうか。
Q37 同性カップルに子どもがいる場合もあるのでしょうか?
同性同士のカップルの場合、妊娠・出産は難しいと思うのですが、実際に子どもを育てている人はいるのですか? 子どもが欲しい場合はどうするのですか?
Q38 同性のカップルが子どもを育てるうえで困ることはありますか?
同性カップルの子育てを社会や周囲の人々は理解できるのでしょうか? 同性の親が二人いることを子どもはどのように感じるのでしょうか?
Q39 同性カップルに子どもの共同親権を認める国はありますか?
同性カップルが子どもと養子縁組をして親権をもつことはできますか? 認められている国や地域の動向なども教えてください。
Q40 養子縁組を利用してカップルが子どもを持つことができますか?
養子縁組を利用して、事実婚のカップルや同性のカップルが子どもを持つことができるのですか? 日本や諸外国の動向を教えてください。
Q41 事実婚や同性カップルも生殖補助医療を受けられますか?
生殖補助医療は、法律婚をしていないカップルでも受けることができるのでしょうか? 日本の生殖補助医療の現状を詳しく教えてください。
Q42 子どもの父親が誰かを決めるルールはあるのでしょうか?
夫と妻の間で生まれた子が、法律上、夫の子として認められないという話を聞いたことがあります。なぜ、そのようなことが起こるのでしょう?

Ⅷ 全体の課題
Q43 異性同士が利用できるパートナーシップ登録制度は必要でしょうか?
同性間のパートナーシップは法的保護がありませんが、事実婚には一定の法的保護があるので、パートナーシップ登録制度は要らないのではないでしょうか?
Q44 どのような人が同性婚や同性パートナー制度に反対しているのですか?
わたしは他人がどのような生き方をしても自由だし、同性婚のような制度があっても構いません。反対だという人が、なぜ反対するのかよくわかりません。
Q45 パートナーシップ登録制度や同性婚に否定的な同性愛者もいるようですが?
パートナーシップ登録制度や同性婚の要求についてはLGBTコミュニティでも賛否があります。差別的な結婚制度に荷担することを懸念する声もあります。
Q46 パートナーシップ登録制度や同性婚より個人単位の社会を目指すべきでは?
パートナーシップ登録制度や同性婚に対して否定的な声もあります。事実婚や同性のカップルが直面する問題は別の方法で解決されるべきなのでしょうか。
Q47 同性婚やパートナーシップ登録制度は特別な人たちの問題ではないですか?
わたしは同性愛者ではありません。同性婚やパートナーシップ登録制度は、わたしたちの社会のあり方と何か関係があるのでしょうか?
Q48 パートナーシップ登録制度や同性婚を実現するためには何が必要ですか?
欧米にはパートナーシップ登録制度や同性婚があるとわかりました。なぜまだ日本にはないのですか? それら制度を実現するためにできることは何ですか?

コラム① オーストラリアでパートナーを看取って
コラム② ダーリンは同性の外国人
コラム③ 同性パートナーが豪州で永住ビザを取得するまで─続・ダーリンは同性の外国人
コラム④ 人権として同性婚が身にしみた数カ月

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印刷製本版, 電子書籍版

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