書籍内容
横田一[著]
四六判並製/228頁/1700円+税
ISBN978-4-8461-1611-8 C0031
安保関連法の強行採決で、日本は戦争をする国へと変貌し、戦後の平和憲法体制は崖っぷちに追い込まれている。シールズは呼びかける。安保関連法廃止! 戦争をさせない! そのためには、野党でバラバラに選挙をやっていては、安倍政権は安泰だ。今こそ〈野党は共闘!〉して市民参加型選挙で、安倍内閣を打倒しなければならない。民主主義って何だ? 選挙に行こうよ! 安保関連法廃止まで〈一緒に歩こう!〉
本書は、野党を動かし、市民の参加を呼びかけるシールズ選挙を密着取材!
(2016.6)
■内容構成
はじめに 日本の政治はシールズから動く
若者世代の代弁者で倒閣の急先鋒だった橋下徹氏
二〇一六年の政治はシールズから動く
第一章 北海道5区補選で安倍政権打倒の〝勝ちパターン〟
野党共闘・市民参加型選挙の上積み効果は四万票以上
大善戦で選挙参謀の馬淵澄夫氏がつかんだ〝勝ちパターン〟
鞍替えした新党大地のネガティブキャンペーン
何でもかんでも共産党主義者の松山千春氏
第二章 シールズの奥田愛基氏が全国初の野党統一候補を応援演説
熊本の野党統一候補の決起大会で奥田愛基氏が初の応援演説
なぜ熊本で野党統一候補擁立に成功したのか
いち早く動いた市民団体の危機感に応えた政党や労組
いい候補者がいたことで野党共闘が進んだ
熊本から〝日本版サンダース旋風(若者旋風)〟は吹荒れるか
第三章 安倍首相のお膝元・山口でも野党統一候補
安倍首相のお膝元・山口県岩国市で談合疑惑が浮上
畑原氏が当選に貢献した福田市長とごみ処理施設の談合疑惑
県民騙しの“フライング選挙”でも安倍首相と畑原氏は連携
第四章 プレイバック2015年はデモの年
二〇一五年九月十九日未明の国会前集会
安倍政権打倒の方策
シールズの魅力と〝吸引力〟
シールズの魅力
シールズのもう一つの魅力──自主性の尊重と各種ツールの活用
広範な人々を集める吸引力と拡散力
若者たちの本気度──「就職できなくて#ふるえる」の〝脅し〟に反論
高橋哲也東大教授や嘉田由紀子前知事ら識者が絶賛 落選運動と合体も
シールズのバイブル的な投書「元・海軍飛行予科練習生(予科練)の思いを受継ぐ」
野党共闘の気運が高まる──シールズ主催の渋谷街宣集会
第五章 安倍政権打倒の必要性
安倍首相がヒトラー化する緊急事態条項の危うさ
安倍政権の対米追随を浮彫りにした山本太郎参院議員
アベ政治はアメリカの対日提言の完全コピー
対米追随政権の悪夢の近未来図①──米国防衛予算を一部肩代わり
近未来図②──自衛隊員が戦争犯罪 メンタルヘルス対策費も急増
小林節名誉教授も戦争法に警告「自衛隊は米軍の二軍に」
原発推進でも対米追随①嘉田由紀子・前滋賀県知事インタビュー
長島昭久衆院議員の日米原子力協定についての反論「閣議決定はされている」
「米国大企業の利益拡大をもたらすTPP」と訴える山田正彦元農水大臣
第六章 野党共闘は安倍政権打倒の切り札
安保法案反対で野党が選挙協力をした山形市長選
選挙分析──山形市長選が参院選一人区のモデルに
野党候補が互角に渡りあった鹿児島二区補選と滋賀県知事選
滋賀県知事選で自公推薦候補が敗北
第七章 安倍政権打倒の仲間たちを集める〝シールズ効果〟
署名集めに立ち上がった創価学会有志
北海道五区補選でも公明党支持者(創価学会員)への働きかけ
安倍政権の補完勢力と化した橋下徹・前大阪市長らおおさか維新
安倍政権に接近した橋下徹・前大阪市長の変節
「国民の奴隷」ではなく、「安倍政権の〝下僕〟」を買って出た橋下氏
憲法学者合憲認定の独自案発表で維新が安倍政権と対決姿勢
安保関連法制の国会審議と維新の会分裂
橋下氏から離れていった古賀茂明氏
あとがき
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