書籍内容
鎌倉孝夫[著]
四六判上製/422頁/2800円+税
ISBN4-8461-8831-0 C0037
「教育改革」は、何をもたらすのか? 今日の教育問題はその専門領域に限定していては問題を解明しえない。臨教審「教育改革」は新自由主義と新国家主義によるという観点から、全問題を検討し、教育の再生を展望する。(1988.1)
■内容構成
動き出した「教育自由化」――再びN氏との対話
1 日本社会の進路と教育
第一章 現代の資本主義と新自由主義
一 「民活」/二 「国家独占資本主義」は転換したのか
三 新自由主義路線は何をもたらすか
第二章 財界の新たな人材要求と教育再編成
一 財界の人材要求の意味/二 産業構造
三 産業構造の変化と労働力対策/四 先端技術開発
五 大学はどうなるか
第三章 民間教育産業の活用と公教育の危機
一 規制緩和/二 民間教育産業の現状
三 民間教育産業拡大の背景/四 教育財政のスクラップ・アンド・ビルド
第四章 国際化とナショナリズム
一 「タブー」を打ち破った中曽根政治/二 現代「危機管理国家」の性格
三 なぜ国家なのか/四 新自由主義と新国家主義
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