書籍内容
全国自然保護連合[編]
A5版上製/411頁/4200円+税
ISBN4-8461-9606-2 C0530
山岳観光道路、スーパー林道、別荘、ゴルフ場、スキー場などのリゾート開発による山地自然破壊――日本の山と森林が直面している破壊の実態と保護の方法を考える事典。増補版では、山と森林を守る運動の最新情報を追加。(1996.4、旧版1987.8)
■内容構成
まえがき(高橋幹夫)
序章 山と人
山と人とのかかわり(小林賢一郎)
1 山岳観光道路の自然破壊
自然を破壊する山岳観光道路(事典編集委員会)
ビーナスラインのもたらしたもの(市川一雄)
大台ヶ原ドライブウェーの自然破壊(田村義彦)
連峰スカイライン計画との闘い(小林賢一郎)
2 林道その他の道路と山の自然保護
山岳地帯の自然保護と林道問題(事典編集委員会)
南アルプス・スーパー林道(大西將之)
奥鬼怒スーパー林道の問題点(藤原信)
奥鬼怒の自然を守る運動(藤原信)
広域基幹林道による氷ノ山の自然破壊(氷ノ山の自然を守る会)
青秋林道からブナ原生林を守る(奥村清明)
国道・その他の道路問題(事典編集委員会)
日高横断道路と反対運動(室瀬秋宏)
3 観光開発による自然破壊
観光開発による山地自然破壊(伊藤貞彦)
過剰施設設備と大杉谷の自然(田村義彦)
瘤山ゴルフ場造成計画の阻止(小関壽郎)
スキー場建設と編笠山の自然保護(小池偉織)
ヘリスキ-の自然破壊と規制(佐久間憲生)
別荘・ゴルフ場による自然破壊(原伊市)
4 森林の荒廃
日本の山と森林(事典編集委員会)
国立公園における国有林施業(藤原信)
国有林野事業の財政状態(藤原信)
北海道の森林(紺谷友昭)
終章 山の自然保護の現状と未来
自然保護の法制と行政(事典編集委員会)
自然公園の自然保護と価値観の転換(高橋幹夫)
山を守る運動の諸問題と展望(小林賢一郎)
資料
増補 山と森林を守る運動の現在(事典編集委員会)
世界と日本の動き
各地の動き
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