白神山地の入山規制を考える

¥ 2,200 (税別)

書籍内容

井上孝夫[著]
四六判並製/245頁/2200円+税
ISBN4-8461-9723-9 C0036

世界遺産にも指定された広大な天然ブナ林の広がる白神山地は、青秋林道建設の是否に揺れ、またその保護のあり方をめぐって論争が続いている。本書は、入山規制問題の経緯と背景、自然保護論争を分析、自然保護のあるべき姿を問う。(1997.12)

■内容構成
第1章 自然保護と入山規制問題
一 ジレンマ図式
二 ジレンマ図式
三 自然環境保全法
四 世界遺産への登録

第2章 世界遺産への意味
一 世界遺産登録に伴う入山規制論
二 入山規制論の内部矛盾
三 根深――蒲田論争に見られる日本社会の縮図
四 世界遺産の意味

第3章 白神山地世界遺産地域管理計画の問題点
一 管理計画の概要
二 管理計画に対する批判
三 管理計画以後の入山規制問題
四 暫定的結論

第4章 共生の倫理
一 地域文化への視点
二 共生の倫理
三 利用資格の問題
四 丹沢山地からの教訓
五 入山規制の論拠の再検討

第5章 入山規制問題の帰結
一 営林局の図式に乗るべきか、乗らざるべきか
二 自然保護運動の戦略的位置づけ
三 国有林経営の現状と変革
四 林政審議会中間報告の問題点と白神山地への意味合い

第6章 自然保護はどうあるべきか
一 無用の対立
二 ルールの特殊日本的なあり方
三 地域進行の問題
四 評価

資料
白神山地にかかわる略年表
関連文献紹介

納品について

版種類

印刷製本版, 電子書籍版

レビュー

レビューはまだありません。

“白神山地の入山規制を考える” の口コミを投稿します