【近日刊行】[プロブレムQ&A]動物の権利読本[人間と動物のよりよい関係を求めて]

¥ 2,200 (税別)

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書籍内容

井上太一[著]
A5変並製/248頁/2200円+税
ISBN978-4-8461-2515-8 C0336

豚や鶏や牛の肉、牛乳や卵、衣服から靴、化粧品など、私たちが日々食べているもの、使っているもの、買っているものの陰には、動物たちの存在が隠されています。このような商品をつくる過程では、動物たちが資源や道具として利用され、大抵は苦しみの生涯を送ったあげく、殺されています。
動物の権利は、このような私たちの社会のあり方、人間生活のあり方を問い直す考えとして誕生しました。動物たちの命を何とも思わず、かれらを当たり前のように人間の資源や道具とする考え方に、動物の権利は「待った」をかけます。
本書は、動物の権利についての疑問・反論・異論を網羅し、Q&Aでやさしく答えます。(2026.1)

Ⅰ 動物の権利とは何か?
Q1 動物の権利とは何でしょうか?
Q2 動物が権利を持つとはどのようなことですか?
Q3 動物の権利と動物愛護は同じものですか?
Q4 動物福祉(アニマルウェルフェア)とは何ですか?

Ⅱ 動物の権利に対する定番の疑問
Q5 動物は自分の権利を求めているのですか?
Q6 動物に権利を認めるのは傲慢ではありませんか?
Q7 動物に感覚はあるのでしょうか?
Q8 動物が苦しんでいるというのは擬人化ではありませんか?
Q9 感情論ではありませんか?
Q10 価値観の押し付けではありませんか?
Q11 植物の権利はないのですか?
Q12 動物たちの捕食もやめさせるべきなのでしょうか?

Ⅲ 動物の権利を実践する
Q13 動物の権利を尊重するために何ができますか?
Q14 ビーガンは何を食べればよいのですか?
Q15 動物性食品は健康のために必要ではありませんか?
Q16 卵や乳製品もダメなのでしょうか?
Q17 培養肉はどうでしょうか?
Q18 ペットを飼うことも動物の権利に反しますか?
Q19 犠牲なしの生活は不可能ではありませんか?
Q20 残酷な画像を見せる活動は有害ではありませんか?
Q21 過激なテロ活動は慎むべきではありませんか?
Q22 増えすぎた野生動物はどうすればよいのでしょうか?
Q23 害虫や害獣の扱いはどう考えればよいのですか?
Q24 外来種を駆除することは必要ではありませんか?

Ⅳ 動物の権利と人間の権利
Q25 人権を守るのが先決ではありませんか?
Q26 貧しい人々はどうするのですか?
Q27 動物業者の仕事はどうなるのですか?
Q28 動物実験は必要ではありませんか?
Q29 盲導犬の利用は動物の権利に反するのですか?
Q30 動物の権利は文化を脅かしませんか?
Q31 先住民はどうすればよいのですか?
Q32 動物の権利と人間の権利をともに尊重することはどうすれば可能ですか?

納品について

版種類

印刷製本版, 電子書籍版

著者紹介

著者紹介井上太一(いのうえ・たいち)
翻訳家・執筆家。批判的動物研究、ビーガニズム、フェミニズムを専門領域とし、関連する議論の紹介と発展に携わる。2026年、多種解放をテーマとするメディア・スペース「交界の羅針盤|Pyxis Limethica」を創設。著書に『動物倫理の最前線』(人文書院、2022年)、『今日からはじめるビーガン生活』(亜紀書房、2023年)、『動物たちの収容所群島』(あけび書房、2023年)、訳書にサラット・コリング『抵抗する動物たち』(青土社、2023年)、ピーター・シンガー『新・動物の解放』(晶文社、2024年)、サンドラ・リー・バートキー『女らしさと支配』(慶応義塾大学出版会、2025年)などがある。
メディア・スペース「交界の羅針盤|Pyxis Limethica」:https://pyxis-limethica.space/
ホームページ「ペンと非暴力」 : https://vegan-translator.themedia.jp/
researchmap: https://researchmap.jp/vegan-oohime

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