国際労働問題叢書・3─社会運動ユニオニズム─アメリカの新しい労働運動

¥ 3,200 (税別)

商品コード: 0518-0 カテゴリー: , , ,

書籍内容

国際労働研究センター[編著]
A5判並製/384頁/3200円+税
ISBN4-8461-0518-0 C0336

労働運動の低迷と社会的影響力の後退、組織率の低下など労働運動の危機が叫ばれて久しい。アメリカ労働運動のニューボイスの登場とアメリカ労働総同盟・産業別 労働組合会議(AFL-CIO)でのニューボイス派の勝利、そして運動の昂揚と分裂に至る理論と実践を総括。社会運動ユニオニズムとしての新しい労働運動の可能性を提起する。(2005.11)

■内容構成

[1]国際労働研究センター10年:一つの軌跡

第1部 ニューボイスの歴史的位置
[2]アメリカ労働運動の展望
[3]米国における労働運動の危機と

第2部 グローバル化の下での労働運動の戦略
[4]グローバリゼーションと国際連帯
[5]国際連帯の展開
[6]経済のグローバル化に対する民衆側の運動戦略論

第3部 改革派の運動
[7]UPS争議と国際戦略
[8]アメリカにおける生活賃金運動
[9]アメリカの移民労働者の組織化の現状と問題点
[10]ビジネス・ユニオニズムとその危機

第4部 労働者教育の広がり
[11]アメリカにおける労働者教育の歴史と現状
[12]大学と労働組合、NPOとの
第5部 日米のつながり
[13]「日本的経営」とアメリカの労働運動
[14]ロサンゼルス・日系ホテルの労働争議
[15]国際連帯から労働運動の変革を考察する
[16]深まる国際争議支援の経験

第6部 アメリカ労働運動から学ぶ
[17]生活賃金運動と日本の課題について考える
[18]アメリカ労働運動の活性化
[19]労働組合・労働運動における平等/均等待遇
[20]アメリカ労働運動をどうとらえるか
[21]ロサンゼルスの新しい労働運動とその社会的基盤

あとがき 山崎精一
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納品について

版種類

印刷製本版, 電子書籍版

書評

どのような反転攻勢ができうるのか

表題に掲げられた「社会運動ユニオニズム」とは、米国の主流的労働組合の伝統的理念である「ビジネス・ユニオニズム」に対峙するそれとして、位置づけられている。(…)未組織・非正規労働者、マイノリティー、女性の組織化を中心的議題とし、彼ら・彼女らのための「社会的正義」の実現を「草の根の組合民主主義」を通じて行おうという姿勢である。

◉『労働情報』2005年12月15 日号・№ 685

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