バウハウス—モダン・デザインの源流

¥ 2,800 (税別)

書籍内容

竹原あき子[著]
四六判上製/332頁/定価2800円+税
ISBN978-4-8461-2303-1 C0070

第一次世界大戦の敗戦国ドイツの廃墟から、忽然と立ち上がったモダン・デザインの工芸美術学校、バウハウス。
バウハウスは、モダン・デザインの思想と教育指針を世界に蒔き、世界のデザインをリードし、現代産業デザインにも大きく貢献した。ヒトラーとスターリンの弾圧によってやむなく閉校しても、現代デザインに影響を与え続けたバウハウス100年の軌跡を追う。(2023.5)

■内容構

バウハウス─モダン・デザインの源流/目次
はじめに
1章 バウハウス─特別な時代の特別な学校

2章 バウハウスの人々

3章 バウハウス以前

4章 ワイマールからデッサウへ

5章 「ハウス・アム・ホルン」のデザイン─グロピウス理想の共同作業

6章 もう一つのバウハウスモスクワ─バウハウス[BAUHAUS]とブフテマス[VKhUTEMAS]

7章 「ブフテマス一〇〇歳」「バウハウス一〇〇歳」─モスクワのバウハウス「ブフテマス展」

8章 ごった煮のバウハウス

9章 最高の人材輸出、バウハウス

10章「メイド・イン・イングランド」と「メイド・イン・ジャーマニー」の争い

11章 モダンへの掛け橋─クリスタル・パレスとリバイバル・ゴシック

12章 芸術不在、アート砂漠のイギリス

13章 イギリスのモダン

14章 二つのユートピア─モリスとベラミー

15章 芸術家村─マチルダの丘: オルブリッヒ

16章 モダンへの一歩、シンプルとクリア

17章 出遅れたフランスのモダン

18章 モンドリアン─スタジオは作品

19章 装飾ナシの素材へ

20章 「ヴァイセンホーフ・ジードルング」へ

21章 ウエルクブンド・シュトゥットガルトの丘

22章 空間のモダン

23章 コルビュジエのモダン

24章 世界のバウハウス

25章 日本人留学生

26章 ペリアンと山荘で

27章 ドイツ家電戦争─モダンな家電は女性を開放したか

28章 家電は女性を解放したか

29章 モダンと女性、モードが先行したモダン

30章 女性解放の住宅のゆくえ

31章 規格化─戦争か平和か

参考文献
年表
モダンのおわりに

 

納品について

版種類

印刷製本版, 電子書籍版

著者紹介

竹原あき子(たけはら あきこ)
1940年静岡県浜松市笠井町生まれ。工業デザイナー。1964年千葉大学工学部工業意匠学科卒業。1964年キャノンカメラ株式会社デザイン課勤務。1968年フランス政府給費留学生として渡仏。1968年フランス、Ecole nationalesuperieure des Arts Décoratifs。1969年パリ、Thecnes デザイン事務所勤務。1970年フランス、パリInstitut d’Environnement。1972年フランス、EcolePraique des Hautes Etudes。1973年武蔵野美術大学基礎デザイン学科でデザイン論を担当。1975年から2010年度まで和光大学・芸術学科でプロダクトデザイン、デザイン史、現代デザインの潮流、エコデザイン、衣裳論を担当。現在:和光大学名誉教授、元:長岡造形大学、愛知芸術大学、非常勤講師。
著作;『立ち止まってデザイン』(鹿島出版会、1986年)、『ハイテク時代のデザイン』(鹿島出版会、1989年)、『環境先進企業』(日本経済新聞社、1991年)、『魅せられてプラスチック』(光人社、1994年)、『ソニア・ドローネ』(彩樹社、1995年)、『パリの職人』(光人社、2001年)、『眼を磨け』(平凡社、監修2002年)、『縞のミステリー』(光人社、2011年)、『そうだ旅にでよう』(2011年)、『原発大国とモナリザ』(緑風出版、2013年)、『街かどで見つけた、デザイン・シンキング』(日経BP社、2015年)、『パリ、サンルイ島─石の夢』(合同出版、2015年)、『パリ:エコと減災の街』(緑風出版、2016年)、『袖が語れば』(緑風出版、2019年)、『竹下通り物語』(2020年)
翻訳:『シミュラークルとシミュレーション』(ジャン・ボードリヤール著、法政大学出版局、1984年)、『宿命の戦略』(ジャン・ボードリヤール著、法政大学出版局、1990年)、『louisiana manifesto』(ジャン・ヌーヴェル著、JeanNouvel、Louisiana Museum of Modern Art、2008年)共著:『現代デザイン事典』(環境、エコマテリアル担当、平凡社、1993年〜2010年)、『日本デザイン史』(美術出版社、2004年)

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