3 社会問題の本
『検証・カネミ油症事件』
使命感がひしひしと伝わってくる ◉『朝日新聞』05年3月13日朝刊より わが国最大の食品公害事件であるカネミ油症事件は、発生から37年もたつのに、今も後遺症に苦しむ人々が多いなど、解決していない。本書は事件の全貌を丹念 […]
『崩壊したゴミリサイクル』
「夢の新技術」の恐るべき実態 ◉『週刊金曜日』2004年 8 月27日より 本書はなぜ同市(御殿場市)がプラントの維持管理にてこずったあげく、運転のパートナーである焼却炉メーカーを提訴するという事態に立ち至ったかを克明 […]
『食不安は解消されるか』
近未来を予測した警鐘の書 ◉『月刊食品工場長』2004年4月号 (食品安全衛生法と改正食品衛生法は)狂牛病やO -157 などの食中毒、PCB、農薬汚染・ダイオキシン汚染や環境ホルモン、遺伝子組み換『食不安は解消される […]
『Q&A 教えてバイオハザード』
生物災害を防ぐために ◉『中国新聞』2003年7月14日付より バイオハザードとは、BSE(狂牛病)や病原性大腸菌 O157、新型肺炎(SARS)などに代表される生物災害のこと。病原体による被害だけでなく、遺伝子組み換 […]
『ウォーター・ウォーズ』
勃発する世界の水戦争を分析 ◉『中日新聞』2003年4月13日付より 水をめぐる世界戦争が既に始まっているという。欧米の多国籍企業は、WTO(世界貿易機関)などを利用しつつ国際的な水支配、水戦争を仕掛けている。水の私有 […]
『バイオパイラシー』
先進諸国の特許制度は一方的だ ◉『朝日新聞』2002年10月12日付より インドにニームという樹木がある。2千年以上も前から歯磨きなどの薬用に使われ、神聖な木としても崇拝されてきた。ところが、20 年このかた、ニーム […]
『狂牛病』
お役所の病理は、どこの国でも似たり寄ったり ◉週刊朝日週刊図書館 2001年11月 2 日号斎藤美奈子の誤読日記より抜粋 ……さらに感染源をたどって行き着いたのがこの本、リチャード・W・レーシー著、渕脇耕一訳『狂牛病─ […]