3 社会問題の本
『国境の北と日本人』
サハリン歩き、見えた日本 『北海道新聞』2019年4月7日付より 北海道の北に位置するサハリン。かつて「樺太」と呼ばれ、南半分は日本領だった。著者は「日本人が旧植民地を旅することで、その考え方や自画像はどう変わるのか」 […]
『ODAダムが沈めた村と森』
ODAの名のもとに行われた自然破壊 ◉『日刊ゲンダイ』2019年3月21日付より 2002年、東京地裁にインドネシア・コトパンジャン・ダム被害者住民の損害賠償請求裁判が提訴された。(…)独裁体制を敷いていたスハルト政権 […]
『ゲノム操作食品の争点』
懸念などを、読みやすくコンパクトに ◉『しんぶん赤旗』「本と話題」2018年11月18日付 「RNA 干渉」(RNAI)現象を利用し、植物に取り込ませた RNA で害虫の遺伝子を止めて殺す▷遺伝子の伝わり方が偏る「遺伝 […]
『香りブームに異議あり』
浮かび上がる安全性への疑問 ◉『消費者レポート』2018年10月20日号 (…)国際機関の発表や学術論文など1次情報から引き出された事実が、香料の安全性に対する疑問を浮かび上がらせます。香料成分の安全性テストを実施して […]
『クリーニング業界の裏側』
問題解決の本 出版 ◉『福島民報』2018年3月18日付 (…)本では、違法溶剤の使用問題を是正に導くまでのいきさつや、県外業者の残業代不払い問題を解決したケース、店頭で必要以上の加工サービスを付加して追加料金を徴収す […]
『薬害エイズ事件の真相』
第三者の視点で刺激的に推理 ◉『信濃毎日新聞』2017年12月17日付 (…)中心となっているのは、80年代前半に科学的知見が蓄積されていく中で、世界と日本で関係者が感染リスクをどう受け止め、どう対処したのかについての […]
『熱帯雨林コネクション』
賄賂と乱伐 悪魔からの贈り物 ◉『朝日新聞』2017年12月2日朝刊より ─楽園があった。名はサラワク。ボルネオ島北西部の豊かな森で、人びとはサゴヤシの樹からデンプンを採り、吹き矢で鳥を狩って暮らしていた。 楽園のほと […]
『総点検リニア新幹線』
市民の疑問点わかりやすく解明 ◉『しんぶん赤旗』2017年11月26日付 東京大阪間を世界最速時速505キロメートルで走行するリニア新幹線の技術に、自慢と好奇心から無批判に賛成する人が少なくない。本書はそうした現状を踏 […]
『JRに未来はあるか』
安心が蔑ろにされる実態 ◉『中日・東京新聞』2017年 7 月30日付 中島みゆきの「ホームにて」は、ふるさとを思う切なさを歌った名曲です。汽車に乗れば間違いなく帰れるのだという鉄道に対する信頼が、この歌の叙情を支えて […]
『屠殺』
「米国産安い肉」生産過程の実像 ◉『信濃毎日新聞』2017年3月 26 日付 米国有数の豚肉加工会社の工場で、労働者に謎めいた症状が出てきたのは生産ラインの加速後だった。膝から下が焼けるように痛む疾患は、後に進行性炎症 […]
『サリドマイド事件日誌』
事件の全貌を原資料で再現 ◉『出版ニュース』2016年5月中下旬号より サリドマイド事件の全貌を原資料で再現した『サリドマイド事件日誌』が刊行された。(…)これらの資料は、薬害事件による被害者の苦悩、和解開始時の国の動 […]
『WWF黒書』
協力企業の汚染、乱開発告発 ◉『北海道新聞』2016年 2 月8日朝刊より 遺伝子組み換え種子と農薬散布のため、土壌が痛んでいく広大な大豆畑。大規模養殖の結果、起きたサケの大量死。パームヤシのプランテーションを造るため […]