3 社会問題の本
『ゲノム操作食品の争点』
懸念などを、読みやすくコンパクトに ◉『しんぶん赤旗』「本と話題」2018年11月18日付 「RNA 干渉」(RNAI)現象を利用し、植物に取り込ませた RNA で害虫の遺伝子を止めて殺す▷遺伝子の伝わり方が偏る「遺伝 […]
『香りブームに異議あり』
浮かび上がる安全性への疑問 ◉『消費者レポート』2018年10月20日号 (…)国際機関の発表や学術論文など1次情報から引き出された事実が、香料の安全性に対する疑問を浮かび上がらせます。香料成分の安全性テストを実施して […]
『クリーニング業界の裏側』
問題解決の本 出版 ◉『福島民報』2018年3月18日付 (…)本では、違法溶剤の使用問題を是正に導くまでのいきさつや、県外業者の残業代不払い問題を解決したケース、店頭で必要以上の加工サービスを付加して追加料金を徴収す […]
『薬害エイズ事件の真相』
第三者の視点で刺激的に推理 ◉『信濃毎日新聞』2017年12月17日付 (…)中心となっているのは、80年代前半に科学的知見が蓄積されていく中で、世界と日本で関係者が感染リスクをどう受け止め、どう対処したのかについての […]
『熱帯雨林コネクション』
賄賂と乱伐 悪魔からの贈り物 ◉『朝日新聞』2017年12月2日朝刊より ─楽園があった。名はサラワク。ボルネオ島北西部の豊かな森で、人びとはサゴヤシの樹からデンプンを採り、吹き矢で鳥を狩って暮らしていた。 楽園のほと […]
『総点検リニア新幹線』
市民の疑問点わかりやすく解明 ◉『しんぶん赤旗』2017年11月26日付 東京大阪間を世界最速時速505キロメートルで走行するリニア新幹線の技術に、自慢と好奇心から無批判に賛成する人が少なくない。本書はそうした現状を踏 […]
『JRに未来はあるか』
安心が蔑ろにされる実態 ◉『中日・東京新聞』2017年 7 月30日付 中島みゆきの「ホームにて」は、ふるさとを思う切なさを歌った名曲です。汽車に乗れば間違いなく帰れるのだという鉄道に対する信頼が、この歌の叙情を支えて […]
『屠殺』
「米国産安い肉」生産過程の実像 ◉『信濃毎日新聞』2017年3月 26 日付 米国有数の豚肉加工会社の工場で、労働者に謎めいた症状が出てきたのは生産ラインの加速後だった。膝から下が焼けるように痛む疾患は、後に進行性炎症 […]
『サリドマイド事件日誌』
事件の全貌を原資料で再現 ◉『出版ニュース』2016年5月中下旬号より サリドマイド事件の全貌を原資料で再現した『サリドマイド事件日誌』が刊行された。(…)これらの資料は、薬害事件による被害者の苦悩、和解開始時の国の動 […]
『WWF黒書』
協力企業の汚染、乱開発告発 ◉『北海道新聞』2016年 2 月8日朝刊より 遺伝子組み換え種子と農薬散布のため、土壌が痛んでいく広大な大豆畑。大規模養殖の結果、起きたサケの大量死。パームヤシのプランテーションを造るため […]
『植民学の記憶』
アイヌ民族の尊厳を守るために何が必要か ◉『出版ニュース』2015年10月中旬号 1977年、北海道大学でアイヌ民族を差別、冒涜する内容の講義に対し、学生たちは教授に自己批判を求めるという事態が発生した。後に教授は警官 […]
『生態学的債務』
問題は炭酸ガスでなく人である ◉『毎日新聞』2016年3月13日号より (…) 著者の前提は明瞭である。化石燃料の使用によって、炭酸ガス濃度が増大している。その結果、温暖化が進行する。平均気温で三度も上昇しないうちに、 […]