化学物質過敏症の原因と対策

¥ 2,000 (税別)

書籍内容

藤田 良美 [著]
四六判並製/220頁/2000円+税
ISBN978-4-8461-2307-9 C0036

オーガニックの専門店を経営して、化学物質過敏症、電磁波過敏症、アトピー、ガン、その他の重篤な病気の方から多くの体験談を聞くなかで、「汚染された食と環境」に原因があることが明確になってきました。
日本の自然食品店(オーガニック店)で販売されている加工食品の基本は、無添加・遺伝子組み換えでない・放射能検査済、できるだけ無農薬の原材料、ほとんどが国産品で輸入品は少ないという良い特徴があります。製造の基本はスーパーマーケットのメーカーとは違いアレルギーの人が食べられる・使えるものを作っています。
本書を読めば、安全でオーガニックな食の選択とエコロジカルな生活をすれば、化学物質過敏症、電磁波過敏症といった現代病の治療に有効なことが分かります。(2023.7)

■内容構成

はじめに
第一章 化学物質過敏症の症状
症状、症状の個人差、化学物質過敏症の自覚、現代病の原因、脳の反応1、脳の反応2、疲労感、視覚・聴覚・味覚、パニック、改善、手と足の踵の荒れを改善、体は微生物の働き、静養しない

第二章 安全な食品
発酵食品、安全な食品、日本のスーパーマーケットはオーガニックを取り組めない、安全な農作物の選び方、農作物の栽培方法、安全な塩の選び方、砂糖、人工甘味料、安全な糖類、安全な油の選び方、お酒、添加物はおいしい、無添加食品、飲料水

第三章 環境汚染
プラスチックゴミと過去の有害化学物質、マイクロプラスチック 汚染のブーメラン、有害物質 水銀、有害物質 カドミウム、有害物質 鉛、有害物質を入れない、火災、環境より食品の影響の方が大きい

第四章 化学物質、香害
洗剤・柔軟剤の成分、ホルムアルデヒド、FRP防水工事の臭気、法事に出られない、塩化ビニール(PVC)、ホコリと換気、香害の原因の合成洗剤、ホコリには「香害」の原料が入っています、ペットも香害、化学物質排除で長寿ハムスター、合成洗剤が皮膚と環境を壊す、香害、マイクロカプセル

第五章 住まい、電磁波、家電製品
有害な建材と家具1、有害な建材と家具2、住居問題、生活環境(セカンドハウス)1、生活環境(セカンドハウス)2、生活環境(自宅)3、電磁波、家電製品、家電製品と電磁波

第六章 医療、代替療法
専門医の受診、診断書、対症療法、整形外科、薬、代替療法、持病が悪化した時、歯科治療、肝臓を温める、海水浴のすすめ、海洋療法、神社や公園へ森林浴

第七章 生活用品
衣類の収納、有害な調理器具テフロン、ピーファス(PFAS)、無香料、石けんは有害な化学物質?、不織布マスクとガスマスクは、有害化学物質、ダウン洗濯、無臭の防虫剤、黒カビ、化学の除菌消臭

おわりに
化学物質過敏症(CS)の資料

 

 

納品について

版種類

印刷製本版, 電子書籍版

著者紹介

著者紹介

藤田良美(ふじたよしみ)
〇1961年静岡県浜松市生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科芸術学修了。学芸員資格。
〇株式会社たま屋代表取締役、浜松化学物質過敏症の会代表、グラフィックデザイナー、美術講師、アーティスト。
〇日本デザイン学会会員、日本環境化学会会員、ペシャワール会会員。
〇共著(マネジメント本)『ナイン・センス9つの思考空間』静岡学術出版。

デザインオフィス・印刷会社・広告代理店を10年間勤務した後、1995年よりフリーランスになりました。アーティスト活動を続けながら週1日美術講師を務め、凸版印刷(株)のデザイン業務、地元企業のデザインマネジメント・ライティング・カメラワークで成果をあげて「描く・書く・撮るデザイナー」として、長年地元の企業に重宝されています。
2008年婦人病は改善していましたが、原因不明の症状に悩まされました。遊具デザインの仕事で現場の打合せができない(FRP・有機溶剤)、今まで使えていた画材道具が使えなくなる、携帯電話が苦しい等です。後に専門医を受診して、化学物質過敏症と電磁波過敏症の症状であったことが判明しました。2015年に化学物質過敏症の診断書が出されました。
2011年10月より、新規事業オーガニック業務を機に法人となり「オーガニックたま屋」を開店しました。店ではアレルギー疾患や化学物質過敏症の人が使える商品を取り揃えています。また取引先メーカーの協力を得ながらオーガニックの研究を継続、はまぞうブログ「オーガニックたま屋」で安全な食品の情報を発信しています。
2017年「浜松化学物質過敏症の会」を設立、市内の化学物質過敏症の認知活動を主としています。

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