『記者クラブ』

〈記者クラブ〉を標的としたドキュメンタリであり研究書 ◉『週刊読書人』2011年4月8日付  (…)著者のいう「選ばれた有力新聞グループによる取材源とニュース市場の独占を推進するための重要なメカニズム」である記者クラブを […]

『在日「外国人」読本』三訂増補版

さまざまな点で人権を侵害 ◉『中日新聞』2009年10月25日付 「日本の少数民族はどのようになっているのですか?」「入国管理法ってどんな法律なのですか?」「日系外国人の『定住』化とはどんなことですか?」─ボーダーレス化 […]

『気候パニック』

やや異なる視点から異常気象を説明 ◉『日本経済新聞』2008年9月17日付  やや異なる視点から異常気象を説明しようというのが、フランスの気候学者による、イヴ・ルノワール『気候パニック』だ。気候や気象は太陽エネルギーの変 […]

『ホームスクーリングに学ぶ』

子供の自立性を最大限重視 ◉久保文明氏評『朝日新聞』2008年8月31日  アメリカでは現在200万から250万人がホームスクール(在宅教育)で初等中等教育を受けている。驚異的な数字である。80年ごろにはほとんどの州で認 […]

『An English Guide to Kamakura's Temples & Shrines』

古都・鎌倉の寺・神社119を紹介 『朝日新聞』(神奈川版)2008年8月30日付より  (…)執筆のきっかけは、外国人観光客が分厚い日本紹介本を持って鎌倉を訪れるか、手ぶらかの両極端なのを目の当たりにしてきたことだった。 […]

『ダイオキシンは怖くないという噓』

ダイオキシンの怖さ ◉『朝日新聞』2008年1月9日夕刊より  欧米に比べて立ち遅れたわが国もようやくこの10年、ダイオキシン対策に取り組んできた。だが、このところ「ダイオキシンは空騒ぎ」といった論調の本や報道が相次ぐ。 […]

『カネミ油症 過去・現在・未来』

市民が独自に集めた貴重な資料集 ◉『毎日新聞』06年5月22日朝刊より  1968年、北九州を中心に発生した食品公害事件の後遺症は今なお続く。1万4000人以上が被害を訴えたが、認定されたのは約1900人。原因はダイオキ […]

『社会運動ユニオニズム』

どのような反転攻勢ができうるのか ◉『労働情報』2005年12月15 日号・№ 685  表題に掲げられた「社会運動ユニオニズム」とは、米国の主流的労働組合の伝統的理念である「ビジネス・ユニオニズム」に対峙するそれとして […]

『検証・カネミ油症事件』

使命感がひしひしと伝わってくる ◉『朝日新聞』05年3月13日朝刊より  わが国最大の食品公害事件であるカネミ油症事件は、発生から37年もたつのに、今も後遺症に苦しむ人々が多いなど、解決していない。本書は事件の全貌を丹念 […]

『私たちの仲間』

障害ある身体から社会を問う ◉『日本経済新聞』2005年2月3日付  衝撃的で、深く心に染み込む本だ。結合双生児やインターセックス、巨人症など多様な身体を持つ人々のエピソードを紹介しながら、障害とは、身体とは何なのかと鋭 […]

『崩壊したゴミリサイクル』

「夢の新技術」の恐るべき実態 ◉『週刊金曜日』2004年 8 月27日より  本書はなぜ同市(御殿場市)がプラントの維持管理にてこずったあげく、運転のパートナーである焼却炉メーカーを提訴するという事態に立ち至ったかを克明 […]

『食不安は解消されるか』

近未来を予測した警鐘の書 ◉『月刊食品工場長』2004年4月号  (食品安全衛生法と改正食品衛生法は)狂牛病やO -157 などの食中毒、PCB、農薬汚染・ダイオキシン汚染や環境ホルモン、遺伝子組み換『食不安は解消される […]