『脱原発の経済学』
「原発のウソ」のどこがウソなのか ◉『サンデー毎日』2012年3月3日 3・4 号より 原発は火力や水力など、他のどの発電方法よりも安いのだと言われてきた。しかも安全でクリーンでCO₂を出さないので地球環境にも優しいの […]
『労働のメタモルフォーズ』
震災後の新たな社会構想を ◉『朝日新聞』2011年6月19 日付 〝失業問題を需要拡大と経済成長によって解決する〟という発想が限界に達し、他方で長時間労働が慢性化している。むしろ賃金労働を減らしそれをコミュニティーや自 […]
『記者クラブ』
〈記者クラブ〉を標的としたドキュメンタリであり研究書 ◉『週刊読書人』2011年4月8日付 (…)著者のいう「選ばれた有力新聞グループによる取材源とニュース市場の独占を推進するための重要なメカニズム」である記者クラブを […]
『在日「外国人」読本』三訂増補版
さまざまな点で人権を侵害 ◉『中日新聞』2009年10月25日付 「日本の少数民族はどのようになっているのですか?」「入国管理法ってどんな法律なのですか?」「日系外国人の『定住』化とはどんなことですか?」─ボーダーレス化 […]
『気候パニック』
やや異なる視点から異常気象を説明 ◉『日本経済新聞』2008年9月17日付 やや異なる視点から異常気象を説明しようというのが、フランスの気候学者による、イヴ・ルノワール『気候パニック』だ。気候や気象は太陽エネルギーの変 […]
『ホームスクーリングに学ぶ』
子供の自立性を最大限重視 ◉久保文明氏評『朝日新聞』2008年8月31日 アメリカでは現在200万から250万人がホームスクール(在宅教育)で初等中等教育を受けている。驚異的な数字である。80年ごろにはほとんどの州で認 […]
『An English Guide to Kamakura's Temples & Shrines』
古都・鎌倉の寺・神社119を紹介 『朝日新聞』(神奈川版)2008年8月30日付より (…)執筆のきっかけは、外国人観光客が分厚い日本紹介本を持って鎌倉を訪れるか、手ぶらかの両極端なのを目の当たりにしてきたことだった。 […]
『ダイオキシンは怖くないという噓』
ダイオキシンの怖さ ◉『朝日新聞』2008年1月9日夕刊より 欧米に比べて立ち遅れたわが国もようやくこの10年、ダイオキシン対策に取り組んできた。だが、このところ「ダイオキシンは空騒ぎ」といった論調の本や報道が相次ぐ。 […]
『カネミ油症 過去・現在・未来』
市民が独自に集めた貴重な資料集 ◉『毎日新聞』06年5月22日朝刊より 1968年、北九州を中心に発生した食品公害事件の後遺症は今なお続く。1万4000人以上が被害を訴えたが、認定されたのは約1900人。原因はダイオキ […]
『社会運動ユニオニズム』
どのような反転攻勢ができうるのか ◉『労働情報』2005年12月15 日号・№ 685 表題に掲げられた「社会運動ユニオニズム」とは、米国の主流的労働組合の伝統的理念である「ビジネス・ユニオニズム」に対峙するそれとして […]
『検証・カネミ油症事件』
使命感がひしひしと伝わってくる ◉『朝日新聞』05年3月13日朝刊より わが国最大の食品公害事件であるカネミ油症事件は、発生から37年もたつのに、今も後遺症に苦しむ人々が多いなど、解決していない。本書は事件の全貌を丹念 […]
『私たちの仲間』
障害ある身体から社会を問う ◉『日本経済新聞』2005年2月3日付 衝撃的で、深く心に染み込む本だ。結合双生児やインターセックス、巨人症など多様な身体を持つ人々のエピソードを紹介しながら、障害とは、身体とは何なのかと鋭 […]