『アベノメディアに抗う』

立場を異にしたとしても読むべきもの ◉『毎日新聞』2019年5月5日付  (…) 新元号の祝賀ムードの陰に隠れて、「平成」末期に世間を騒がせた政治問題をなかったことにしてはならないだろう。 著者は長年、メディアを取り巻く […]

『国境の北と日本人』

サハリン歩き、見えた日本 『北海道新聞』2019年4月7日付より  北海道の北に位置するサハリン。かつて「樺太」と呼ばれ、南半分は日本領だった。著者は「日本人が旧植民地を旅することで、その考え方や自画像はどう変わるのか」 […]

『ODAダムが沈めた村と森』

ODAの名のもとに行われた自然破壊 ◉『日刊ゲンダイ』2019年3月21日付より  2002年、東京地裁にインドネシア・コトパンジャン・ダム被害者住民の損害賠償請求裁判が提訴された。(…)独裁体制を敷いていたスハルト政権 […]

『希望を捨てない市民政治』

政策欠陥への警鐘 沖縄でも ◉『朝日新聞』2019年2月20日付より  日本では、この 20 年あまりの間に、条例にもとづき 400 件を超える住民投票が実施されてきた。 投票はなぜ求められてきたのか。村上稔『希望を捨て […]

『ゲノム操作食品の争点』

懸念などを、読みやすくコンパクトに ◉『しんぶん赤旗』「本と話題」2018年11月18日付  「RNA 干渉」(RNAI)現象を利用し、植物に取り込ませた RNA で害虫の遺伝子を止めて殺す▷遺伝子の伝わり方が偏る「遺伝 […]

『香りブームに異議あり』

浮かび上がる安全性への疑問 ◉『消費者レポート』2018年10月20日号  (…)国際機関の発表や学術論文など1次情報から引き出された事実が、香料の安全性に対する疑問を浮かび上がらせます。香料成分の安全性テストを実施して […]

『森友・国有地払下げ不正の構造』

鬼検事が森友学園問題の疑惑に肉薄 ◉『日刊ゲンダイ』2018年3月31 日付  [本書では] 国有地売却の不当性を徹底検証。裁判官・弁護士の経歴を持ち、国会の鬼検事との異名を持つ参院議員の著者が、数多くの資料や国会答弁を […]

『クリーニング業界の裏側』

問題解決の本 出版 ◉『福島民報』2018年3月18日付  (…)本では、違法溶剤の使用問題を是正に導くまでのいきさつや、県外業者の残業代不払い問題を解決したケース、店頭で必要以上の加工サービスを付加して追加料金を徴収す […]

『薬害エイズ事件の真相』

第三者の視点で刺激的に推理 ◉『信濃毎日新聞』2017年12月17日付  (…)中心となっているのは、80年代前半に科学的知見が蓄積されていく中で、世界と日本で関係者が感染リスクをどう受け止め、どう対処したのかについての […]

『熱帯雨林コネクション』

賄賂と乱伐 悪魔からの贈り物 ◉『朝日新聞』2017年12月2日朝刊より  ─楽園があった。名はサラワク。ボルネオ島北西部の豊かな森で、人びとはサゴヤシの樹からデンプンを採り、吹き矢で鳥を狩って暮らしていた。 楽園のほと […]

『総点検リニア新幹線』

市民の疑問点わかりやすく解明 ◉『しんぶん赤旗』2017年11月26日付  東京大阪間を世界最速時速505キロメートルで走行するリニア新幹線の技術に、自慢と好奇心から無批判に賛成する人が少なくない。本書はそうした現状を踏 […]

『根絶!ヘイトとの闘い』

「オール川崎」で挑む ◉『民団新聞』2017年8月2日付  「ヘイトスピーチに NO !」の取り組みが全国各地に広がっている。なかでも神奈川県川崎市での取り組みが際立っている。「オール川崎」を旗印に掲げた「かささき市民ネ […]