2 エコロジーと環境の本

『JRに未来はあるか』

安心が蔑ろにされる実態 ◉『中日・東京新聞』2017年 7 月30日付  中島みゆきの「ホームにて」は、ふるさとを思う切なさを歌った名曲です。汽車に乗れば間違いなく帰れるのだという鉄道に対する信頼が、この歌の叙情を支えて […]

『屠殺』

「米国産安い肉」生産過程の実像 ◉『信濃毎日新聞』2017年3月 26 日付  米国有数の豚肉加工会社の工場で、労働者に謎めいた症状が出てきたのは生産ラインの加速後だった。膝から下が焼けるように痛む疾患は、後に進行性炎症 […]

『買い物難民を救え!』

地域経済の自立目指した挑戦 ◉『信濃毎日新聞』2014年8月17日付  (…)経営者が巨利を求めず、持続を第一目的とする。資本もスケールも小さいまま続ける、そうなれば生産、流通、消費の過程で人々の信頼と愛情が生まれ、新し […]

『虚構に基づくダム建設』

旧態依然の河川行政への重い宿題 ◉『毎日新聞』2013年5月5日付  (…) 治水、利水、環境への影響などを多角的に検証し、ダムが止まらない原因に迫る。 本書のもととなったのは、北海道自然保護協会をはじめ市民団体でつくる […]

『気候パニック』

やや異なる視点から異常気象を説明 ◉『日本経済新聞』2008年9月17日付  やや異なる視点から異常気象を説明しようというのが、フランスの気候学者による、イヴ・ルノワール『気候パニック』だ。気候や気象は太陽エネルギーの変 […]

『ダイオキシンは怖くないという噓』

ダイオキシンの怖さ ◉『朝日新聞』2008年1月9日夕刊より  欧米に比べて立ち遅れたわが国もようやくこの10年、ダイオキシン対策に取り組んできた。だが、このところ「ダイオキシンは空騒ぎ」といった論調の本や報道が相次ぐ。 […]

『カネミ油症 過去・現在・未来』

市民が独自に集めた貴重な資料集 ◉『毎日新聞』06年5月22日朝刊より  1968年、北九州を中心に発生した食品公害事件の後遺症は今なお続く。1万4000人以上が被害を訴えたが、認定されたのは約1900人。原因はダイオキ […]

『崩壊したゴミリサイクル』

「夢の新技術」の恐るべき実態 ◉『週刊金曜日』2004年 8 月27日より  本書はなぜ同市(御殿場市)がプラントの維持管理にてこずったあげく、運転のパートナーである焼却炉メーカーを提訴するという事態に立ち至ったかを克明 […]

『食不安は解消されるか』

近未来を予測した警鐘の書 ◉『月刊食品工場長』2004年4月号  (食品安全衛生法と改正食品衛生法は)狂牛病やO -157 などの食中毒、PCB、農薬汚染・ダイオキシン汚染や環境ホルモン、遺伝子組み換『食不安は解消される […]

『Q&A 教えてバイオハザード』

生物災害を防ぐために ◉『中国新聞』2003年7月14日付より  バイオハザードとは、BSE(狂牛病)や病原性大腸菌 O157、新型肺炎(SARS)などに代表される生物災害のこと。病原体による被害だけでなく、遺伝子組み換 […]

『ウォーター・ウォーズ』

勃発する世界の水戦争を分析 ◉『中日新聞』2003年4月13日付より  水をめぐる世界戦争が既に始まっているという。欧米の多国籍企業は、WTO(世界貿易機関)などを利用しつつ国際的な水支配、水戦争を仕掛けている。水の私有 […]

『バイオパイラシー』

先進諸国の特許制度は一方的だ ◉『朝日新聞』2002年10月12日付より   インドにニームという樹木がある。2千年以上も前から歯磨きなどの薬用に使われ、神聖な木としても崇拝されてきた。ところが、20 年このかた、ニーム […]